Uber CEO「ビットコイン投資・仮想通貨決済対応」の可能性について言及

by BITTIMES   

日本を含めた複数の国で配車アプリを提供している米国企業「Uber(ウーバー)」のCEOであるDara Khosrowshahi(ダラ・コスロシャヒ)氏はCNBCの番組に出演した際に、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)に対する同社のスタンスについて語り『BTCを決済手段として採用する可能性があること』を明かしました。

暗号資産に対する「Uber」のスタンスは?

Uber(ウーバー)のCEOであるDara Khosrowshahi(ダラ・コスロシャヒ)氏は2021年2月11日に、米CNBCの経済番組「Squawk Box」に出演した際に『仮想通貨ビットコインに対する同社のスタンス』などについて語りました。

「ビットコイン投資」のアイデアは即却下

仮想通貨業界ではTesla(テスラ)が15億ドル(約1,500億円)相当のビットコインを購入したことを受けて「その他大手企業のビットコイン投資」に対する関心が集まっていますが、コスロシャヒ氏はUberがBTCに投資する可能性について『Uberもビットコインに投資するというアイデアについて話し合ったが、すぐに却下された』と語っています。

同氏はこのことについて『私たちは現金のような安定した資産で企業資産を保有する』と述べており、『Uberは投機的な事業ではない』と説明しています。

「仮想通貨決済への対応」は検討

ダラ・コスロシャヒ氏は「ビットコイン投資」については懐疑的な見解を示しているものの、「仮想通貨決済・ビットコイン決済への対応」については前向きに考えていることも明かしており、『当社があらゆる種類の現地通貨を受け入れているのと同じように、"取引する通貨"として仮想通貨やビットコインを採用することは検討している』と語っています。

同氏は『仮想通貨決済の採用はビジネスにとっても、配達員・利用者にとっても良いものであるため、それによってもたらされる利益があり、必要性があった場合には仮想通貨決済を採用する』と語っていますが『プロモーションの一環として仮想通貨決済を採用するつもりはない』とも説明しています。

過去には「一部ドライバーがBTC決済に独自対応」

Uberは既に"Facebookが主導する仮想通貨プロジェクト"として知られている「Diem(旧:Libra)」の運営主体「Diem協会」に加盟していたため、仮想通貨業界では『将来的にはUberも仮想通貨決済に対応する可能性もある』と期待されていましたが、UberのCEOが「仮想通貨決済のサポート」について語ったのは今回が初となります。

2019年4月頃には『一部のUberドライバーが個人的にビットコイン決済を受け入れている』ということも報告されていましたが、このようなドライバーがとっている行動は「"BTC決済対応"というステッカーを自動車に貼り、乗客がBTC決済を希望した場合にはUberの予約をキャンセルして再契約を個人的に結ぶ」というグレーゾーンな方法であったため、Uberが正式に仮想通貨決済に対応した場合にはそのようなドライバーの減少にもつながると期待されます。

>>「CNBC」の報道はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

Coincheck:仮想通貨の「自動積立サービス」を開始|手数料無料で提供

Coincheck:仮想通貨の「自動積立サービス」を開始|手数料無料で提供

韓国大手仮想通貨取引所「Upbit」ハッキング被害か?600億ウォン相当の異常送金を確認

韓国大手仮想通貨取引所「Upbit」ハッキング被害か?600億ウォン相当の異常送金を確認

コインチェック:取引所で「パレットトークン」取扱い開始|PLT価格は40円台まで高騰

コインチェック:取引所で「パレットトークン」取扱い開始|PLT価格は40円台まで高騰

Chiliz&Socios:ブラジル初「Atlético Mineiro」の$GALOファントークン発行へ

Chiliz&Socios:ブラジル初「Atlético Mineiro」の$GALOファントークン発行へ

シンボル(Symbol/XYM)海外取引所「BTCEX」に上場|上場ラッシュに期待高まる

シンボル(Symbol/XYM)海外取引所「BTCEX」に上場|上場ラッシュに期待高まる

イーサリアムの新テストネット「Holesky」正式ローンチ|予定通り再起動を完了

イーサリアムの新テストネット「Holesky」正式ローンチ|予定通り再起動を完了

注目度の高い仮想通貨ニュース

仮想通貨でプリペイド決済「Slash Vプリカ SHOP」提供へ:Slash × ライフカード

仮想通貨でプリペイド決済「Slash Vプリカ SHOP」提供へ:Slash × ライフカード

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

DFINITY Foundationがインターネットコンピュータ上の分散型グローバルアクセラレーションプラットフォームであるOlympusを発表

DFINITY Foundationがインターネットコンピュータ上の分散型グローバルアクセラレーションプラットフォームであるOlympusを発表

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

OKCoinJapan:最大年率6.28%「Aptos(APT)のステーキングサービス」提供へ

OKCoinJapan:最大年率6.28%「Aptos(APT)のステーキングサービス」提供へ

稲垣組・もぐら組が誕生?コインチェック「新テレビCM」全国放映へ|記念キャンペーンも

稲垣組・もぐら組が誕生?コインチェック「新テレビCM」全国放映へ|記念キャンペーンも

史上初マルチチェーン・犬コインDogeverseがプレセールで1000万ドルの大台を超える

史上初マルチチェーン・犬コインDogeverseがプレセールで1000万ドルの大台を超える

SMOGが第1回目のエアドロップを実施、シーズン1では8回に渡ってトークンを配布予定

SMOGが第1回目のエアドロップを実施、シーズン1では8回に渡ってトークンを配布予定

米国の国家予算を「ブロックチェーン」で公開する方針:米大統領候補ケネディJr氏

米国の国家予算を「ブロックチェーン」で公開する方針:米大統領候補ケネディJr氏

仮想通貨の投資家たちが集まるVRプロジェクト5thScape、プレセールで順調に資金を調達

仮想通貨の投資家たちが集まるVRプロジェクト5thScape、プレセールで順調に資金を調達

ワールドコイン「虹彩情報の削除機能・18歳未満の利用防止措置」を導入

ワールドコイン「虹彩情報の削除機能・18歳未満の利用防止措置」を導入

ビットコイン「60,000ドル台まで価格急落」今後はどこまで下がるのか?

ビットコイン「60,000ドル台まで価格急落」今後はどこまで下がるのか?

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す