マウントゴックス「債権者への現金返済」を開始|二重支払いの報告も
複数のユーザーから現金弁済の報告
2014年に経営破綻した暗号資産取引所Mt.Gox(マウントゴックス)が、債権者に対する現金弁済を開始したことが明らかになりました。
マウントゴックスは「現金による弁済・仮想通貨による弁済・仮想通貨と現金による弁済」といった複数の弁済方法の中から選択できる方法で弁済手続きを進めていますが、今回は「現金を用いた弁済」が進められていることが報告されています。
2023年12月21日には日本ユーザーである「びりある#全財産DeFi@𝐜𝐫𝐲𝐩𝐭𝐨𝐠𝐫𝐚𝐩𝐡𝐞𝐫」氏から銀行振込による弁済を受けたことが報告されていましたが、現在は掲示板サイトRedditでも複数の海外ユーザーから「PayPal経由で弁済を受けた」という報告がなされています。
Mt.Goxから弁済されてました!
— びりある#全財産DeFi@𝐜𝐫𝐲𝐩𝐭𝐨𝐠𝐫𝐚𝐩𝐡𝐞𝐫 (@visvirial) December 21, 2023
最終弁済を選択したので、中間弁済だと思われます。
ちょうど10年かかりましたね。 pic.twitter.com/qDntG5Wssg
なお、マウントゴックスは2023年9月21日に「基本弁済・早期一括弁済・中間弁済の期限日を2024年10月31日に変更したこと」を発表していましたが、この際には「必要な情報を提供した再生債権者に対しては、早ければ年内にも順次弁済を開始する予定である」とも報告されていました。
仮想通貨を用いた弁済が開始されるまでにはもうしばらく時間がかかる可能性があると見られていますが、正式に弁済が開始されたことによって今後の更なる弁済には注目が集まっています。
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一部ユーザーからは「二重支払い」の報告も
Redditでは複数のユーザーから弁済報告がなされていますが、その一方では「マウントゴックスから二重支払いの報告・返金リクエストが届いた」という報告もなされています。
この報告によると、この二重支払いはシステムトラブルによって生じたものであるとのことで、対象者に対して「2回目の送金金額分を再生管財人のPayPalアカウントに速やかに返還してください」と訴えるメールが送信されていると伝えられています。
過去には別のケースで「誤送金された資金を返金しなかったことによって受取人が逮捕された」という事例も報告されているため、もしも二重支払いを受けた場合には早急に返金することが重要です。
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