バチカン教皇庁図書館「特別なNFTを付与するWeb3支援プロジェクト」イタリアで展開
バチカン図書館×Web3支援プロジェクトをイタリアで展開
バチカン教皇庁図書館(バチカン図書館)は2024年6月17日に、NTTデータと共同で進めているNFTを活用したプロジェクト「バチカン図書館×Web3支援プロジェクト」をイタリアで展開し始めたことを発表しました。
バチカン図書館×Web3支援プロジェクトは2023年2月に日本で開始された試験運用プロジェクトであり、「Web3やNFTの技術を活用してバチカン図書館のオンラインコミュニティを拡大して、文化遺産の保護と促進を図ること」を目的としています。
NTTデータは2023年3月28日に、同プロジェクトを国内外に展開していくことを発表していましたが、今回はこのプロジェクトをイタリアで開始したことが報告されています。
支援者にソウルバウンドトークンを付与
イタリアのプロジェクト参加者は、7月16日までに自分のSNSでプロジェクトを共有するかバチカン図書館に寄付を行うことによって、プロジェクト支援者の証として機能する「譲渡不可能なNFT(ソウルバウンドトークン/SBT)」を獲得することができるとされています。
このNFTは「バチカン図書館が保有する文化遺産21点の特別コンテンツにアクセスするための鍵」として機能するため、NFT保有者はそれらの高精細画像と特別なコレクションにアクセスできるようになります。
SNSでプロジェクトをシェアした支援者は「NFTシルバー」を獲得することが可能で、寄付を行なった支援者は「NFTゴールド」を獲得することができます。
NFTシルバーを保有している人は「15点の文化遺産の高精細画像」をウェブサイトで閲覧することが可能で、NFTゴールドを保有している人は「すべての文化遺産の高精細画像」を閲覧することができるとのことです。
また、将来的には「XR(クロスリアリティ)による没入型体験を通じて空間を訪れることができる」などといった新しいデジタルコンテンツの提供も計画していると報告されているため、NFTを保有するメリットは今後も増えていくことになると予想されます。
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