中国ビットコイン取引所、規制解除を公式発表

by BITTIMES   

本日、2ヶ月にわたり半ば強制的に続いていた中国のビットコイン取引所の規制解除が「 OKCoin 」から発表された。原文はこちら
今回の口座規制解除は、中国規制委員会が問題視していたマネーロンダリング対策がある程度完了した為に踏み切ったと考えられる。
口座凍結解除の手順は、日本の取引所でも採用されている登録方法によく似ており「一定額以上の保有する場合に本人確認書類の送付」が必要になる。
更に多くの金額を口座に入れる場合は、ID やパスポート写真の提出やPCやスマートフォン、タブレットによるビデオ認証が必要になるようだ。
また、アカウントのハッキングを防ぐために定期的なセキュリティレベルの上昇によるアカウント強化、Google認証も推奨している。

中国のビットコイン規制解除で一気に価格上昇


チャート画像を見ていただければ、すぐにご理解いただけると思うが今日に入りビット価格は一気に上昇している。
またこの価格上昇が中国の規制解除によって引き起こされた事を裏付けるように、人民元の取引量は通常時の 2倍以上になっている。

つい 2日前までは人民元のビットコイン市場における割合はわずか数%だった事を考えれば、今回の一件が取引量の増加につながっている事は間違いないだろう。

中国規制解除はリスク増か?それとも活性化か?

中国規制当局は下記の発表を行なっている。

「国家のマネーロンダリング防止の為の規制とリスク管理の観点から、我々はいくつかの提案とガイドラインを確立した。」
「これらはの規制は、純粋に取引の経験と口座のセキュリティを向上させるためのものであり、規制がユーザーの資金と取引に影響を与えることは無い」

やはり規制当局が問題視しているのは「今回の税収から逃れるマネーロンダリング」と「中国市場に影響をあたえる過剰な投機」の 2点だと考えられる。
1月に起きた価格の暴落は、中国の「ビットコイン投機商品の規制」によって引き起こされており、中国政府側がビットコインを警戒しているのが見て取れる。
しかし、それと同時に中国も「ビットコインを止めることはできない」ということは十分に理解しているので、あくまで「上手くコントロールしていきたい」という思惑で動いているのだろう。
この中国側の思惑は以前、特集記事でもお伝えさせていただいた。
中国人民銀行「ビットコインを止めることは不可能だ!」
今日から始まった規制解除によって、今後中国ユーザー数は増加していくだろう。それと同時に取引量が増加し、ビットコイン価格も上昇していく可能性が高くなった。
今回の規制解除の報道がしばらく涼んでいたビットコイン市場の活性化のきっかけになる可能性は十二分にある。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ポルトガル:ブロックチェーンなどの技術開発促進に向け「フリーゾーン」立ち上げへ

ポルトガル:ブロックチェーンなどの技術開発促進に向け「フリーゾーン」立ち上げへ

DeCurret:国内初「ビットコイン・マイニングマシンの小口販売・運用サービス」提供へ

DeCurret:国内初「ビットコイン・マイニングマシンの小口販売・運用サービス」提供へ

BINANCE公式ウォレットが「Ripple/XRP」に対応|クレジットカードも利用可能に

BINANCE公式ウォレットが「Ripple/XRP」に対応|クレジットカードも利用可能に

ブルンジ共和国:仮想通貨取引の「全面禁止」を決定|投資家・消費者の保護を優先

ブルンジ共和国:仮想通貨取引の「全面禁止」を決定|投資家・消費者の保護を優先

シリコンバレー銀行破綻の影響でステーブルコイン「USDC」がデペグ|DAI価格も0.90ドルに

シリコンバレー銀行破綻の影響でステーブルコイン「USDC」がデペグ|DAI価格も0.90ドルに

ビットフライヤーHD:株主連合が「投資ファンドへの事業売却」で合意か=報道

ビットフライヤーHD:株主連合が「投資ファンドへの事業売却」で合意か=報道

注目度の高い仮想通貨ニュース

香港証券先物取引委員会「ビットコイン・イーサリアムの現物ETF」を承認

香港証券先物取引委員会「ビットコイン・イーサリアムの現物ETF」を承認

イーサリアムOS搭載スマホ「ethOS Phone」一般向け販売開始

イーサリアムOS搭載スマホ「ethOS Phone」一般向け販売開始

シバイヌ(SHIB)に複数の強気シグナル|LunarCrushのAltRankで「2位」獲得

シバイヌ(SHIB)に複数の強気シグナル|LunarCrushのAltRankで「2位」獲得

仮想通貨ニュース週間まとめ「Cardano・Symbol・Shiba Inu」などの注目記事

仮想通貨ニュース週間まとめ「Cardano・Symbol・Shiba Inu」などの注目記事

マツダ初のデジタルアートNFT「Meta-Mazda」Astar上でローンチ

マツダ初のデジタルアートNFT「Meta-Mazda」Astar上でローンチ

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

ハードウェアウォレットのTangem「仮想通貨決済」に対応|SOL・DOGE・SHIBなども利用可能

ハードウェアウォレットのTangem「仮想通貨決済」に対応|SOL・DOGE・SHIBなども利用可能

「ビットコインはまだまだこれから」SkyBridge創業者の強気なBTC価格予想

「ビットコインはまだまだこれから」SkyBridge創業者の強気なBTC価格予想

TikTok関連企業が「Suiブロックチェーン」を採用|BytePlus・Mysten Labsが提携

TikTok関連企業が「Suiブロックチェーン」を採用|BytePlus・Mysten Labsが提携

チェーンリンク(LINK)を購入/売却できる「日本国内の暗号資産取引所」一覧

チェーンリンク(LINK)を購入/売却できる「日本国内の暗号資産取引所」一覧

ビットコインの価格高騰は近い?「現在は2020年末と同じ成長段階」Bitfinexレポート

ビットコインの価格高騰は近い?「現在は2020年末と同じ成長段階」Bitfinexレポート

Solana系で注目のミームコインSLOTH、エアドロップ型プレセールで1000万ドルを突破

Solana系で注目のミームコインSLOTH、エアドロップ型プレセールで1000万ドルを突破

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す