2025年7月6日〜12日にかけて紹介した暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
ビットコイン、史上最高値を更新|円建てでも
7月10日、ビットコイン(BTC)の価格が112,100ドルに達し、5月22日に記録した過去最高値(111,917ドル)を上回って史上最高値を更新しました。
日本円建てでも一時1,740万円を記録し、過去最高値を更新しています。
市場関係者は、米国での現物ビットコインETFへの継続的な資金流入や、年初から14%下落している米ドルの軟調が、ビットコイン価格の上昇を支える主な要因だと指摘しています。
2カ月ぶりに史上最高値を更新
金融庁、暗号資産政策強化で専任参事官を新設
金融庁は7月8日、総合政策局内に「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」という新たな役職を新設し、今泉宣親氏が初代参事官に就任したことを発表しました。
今泉氏はこれまで、金融庁において市場企画室長や資産運用改革室長などの要職を歴任し、金融市場および資産運用政策の企画・立案に長年携わってきた経歴を有しています。
役職名に「イノベーション」が含まれていることから、従来の規制重視の姿勢から技術革新を支援する方針への転換を図る狙いがあると受け止められています。
金融庁、暗号資産専任の新ポスト設置
リミックスポイント、社長の役員報酬を「全額ビットコイン」で
東証スタンダード上場企業リミックスポイントは7月8日、代表取締役社長の役員報酬を全額ビットコインで支給する方針を発表しました。
国内上場企業で経営トップの報酬を全額暗号資産(仮想通貨)で支給するのは、今回が初めての取り組みとなります。
同社はこの方針により、ビットコインの価格変動を経営者自身が株主と共有し、両者の利害を一致させる経営体制の構築を図るとしています。
上場企業初、役員報酬をBTCで全額支給
メタプラネット、ビットコイン戦略が第2フェーズへ
7月8日、東証スタンダード市場に上場する株式会社メタプラネットは、同社のビットコイン戦略が「第2フェーズ」に移行したことを明らかにしました。
フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、サイモン・ゲロヴィッチCEOは、第2フェーズで自社保有のビットコインを担保として活用し、収益性の高い事業の買収に充てる方針を示しています。
将来的な買収対象には日本国内のデジタルバンク(ネット銀行)も含まれており、同氏は「現在の小売銀行サービスを上回る優れたデジタルバンキングサービス」を提供できる企業の獲得を検討しているとしています。
ビットコイン活用で事業買収計画
イーロン・マスク氏が新党結成、ビットコイン支持も正式に表明
米テスラCEOのイーロン・マスク氏は7月6日、自身のX(旧Twitter)上で、新たに立ち上げる政党「アメリカ党(America Party)」がビットコインを支持する方針を明らかにしました。
X上でユーザーから「アメリカ党はビットコインを採用するのか?」と問われたマスク氏は「法定通貨は絶望的。だからイエスだ」と答え、新党としてのビットコイン支持を明確にしました。
アルトコイン市場「モンスター級のシーズン」が始まる
仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は7月11日、自身のXの投稿で、仮想通貨市場において「モンスター級のアルトコインシーズンが間もなく始まる」との見解を示しました。
同氏は、ビットコインの史上最高値更新や、主要アルトコインであるイーサリアム(ETH)の価格上昇を受けて「モンスター級のアルトシーズンに備えるべき」と語っています。
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ボリンジャーバンドの発明者、BTCの上昇局面入りを示唆
仮想通貨のテクニカル指標「ボリンジャーバンド」の開発者として知られるジョン・ボリンジャー氏は7月7日、自身のXで「ビットコインはブレイクアウト(価格急騰)の準備が整いつつある」との見解を示しました。
ボリンジャー氏はビットコイン(BTC)の価格チャート分析に定評のあるベテランアナリストであり、今回の投稿では、主要仮想通貨であるビットコインが新たな強気局面に入る可能性について言及しています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:AIによる生成画像





































