メタマスク、トロン(TRON/TRX)ネットワークに正式対応|対応ブロックチェーンの拡大続く

メタマスク、トロン(TRON/TRX)ネットワークに正式対応|対応ブロックチェーンの拡大続く (MetaMask Officially Integrates TRON (TRX) Network as Supported Blockchains Continue to Expand)
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メタマスクが「TRON」を直接統合

MetaMask(メタマスク)は2025年8月20日に、トロン(Tron/TRX)を運営する分散型自律組織(DAO)である「TRON DAO」と戦略的パートナーシップを締結し、MetaMaskのウォレットでTRONエコシステムと直接やりとりできるようにしたことを発表しました。

メタマスクは、イーサリアム(ETH)をはじめとする様々なブロックチェーンに対応している自己管理型の仮想通貨ウォレットであり、仮想通貨関連サービスを提供するウェブサイトにウォレットを接続することによって、分散型金融(DeFi)分散型取引所(DEX)分散型アプリケーション(DApps)などといった様々なサービスでウォレット内の仮想通貨を利用できるようになっています。

トロン独自の仮想マシン(TVM)はイーサリアム仮想マシン(EVM)と高い互換性を持つよう設計されているため、メタマスクでは以前からブリッジやカスタムRPC設定を使うことによって”非公式な方法”でトロンを扱うことはできましたが、今回はメタマスクとTRON DAOの提携によって「メタマスクのTRON直接統合」が実現しています。

TRONはアジア・南米・アフリカ・欧州などで幅広く利用されている活発なブロックチェーンエコシステムの1つであり、テザー(Tether/USDT)の取引において世界トップクラスのブロックチェーンでもあるため、今回の直接統合はエコシステム間の相互運用性を強化すると期待されています。

MetaMaskの統合はエコシステム間の相互運用性を強化するものです。ステーブルコインの採用が加速するなか、一貫して高いスループット・流動性の深さ・低コストな取引を提供できるネットワークがデジタル金融の基盤として浮上しています。

メタマスクの統合はTRONの能力をさらに広範なユーザーベースへ拡張し、相互運用性を強化すると同時に、実世界での採用の次の段階を支えるものです。我々とメタマスクの協業は、その方向性において重要な一歩であり、この進展に貢献できることを光栄に思います。

– ジャスティン・サン氏(Tron創設者)

対応ネットワーク拡大を続けるメタマスク

メタマスクは元々「イーサリアムやEVM互換チェーンをサポートする仮想通貨ウォレット」として知られていましたが、ここ最近で対応ネットワークの拡大が急速に進んできています。

一般的な仮想通貨ウォレットは限られたブロックチェーンのみにしか対応していませんが、メタマスクは「EthereumPolygonAvalancheSolana・BNB Chain・SEI」など様々なブロックチェーンに対応しているため、公式発表では「メタマスクはWeb3全体に通じる真のゲートウェイになりつつある」ともコメントされています。

メタマスク x トロン❤️

メタマスクはWeb3全体に通じる真のゲートウェイになりつつあります。

メタマスクは今年2月に「2025年第3四半期にビットコイン(BTC)の完全サポートを開始する」とも発表しているため、今後のさらなる対応ネットワーク拡大などにも注目です。

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source:MetaMask発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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