ビットコイン価格:2022年には「2,750万円」に ー 著名投資家Tim Draper予想

by BITTIMES   

仮想通貨(Cryptocurrency)に投資している億万長者の一人であるTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は「TheStreet」からのインタビューに答え、自身が暗号通貨の世界に入ることになったきっかけや当時の失敗談などについて語った上で、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格が2022年までに25万ドル(約2,750万円)に達するという目標を現在も維持していることを明かしました。

こちらから読む:強気な予想を維持し続ける億万長者「Tim Draper」

仮想通貨業界参入からこれまでの経緯

bitcoin-people

仮想通貨やブロックチェーン技術を非常に高く評価していることでも知られているTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は、アメリカ・カリフォルニア州で開催された「Crypto Finance Conference」で「The Street」からのインタビューを受け、ビットコインの価格目標や業界に与える変化に関するコメントを語りました。

マイニング報酬とマウントゴックス事件

まずはじめに「ドレイパー氏はどのような方法で最初に仮想通貨を手にしたのか?」という質問を受けた同氏は、ビットコインを入手したのはマイニング(採掘)を始めたことがきっかけだったことを明かしました。

早い時期にマイニングに参加したことによって大量のビットコインを手にしたという同氏は、『安全に保管するために「Mt.Gox(マウント・ゴックス)」という仮想通貨取引所にそれらのビットコインを入れた』と述べています。

しかしマウント・ゴックスでは、2014年に顧客から預かっていた多額のビットコインを消失するという「マウントゴックス事件」が起きています。この事件によってそれらのビットコインを失ったドレイパー氏は、当時相当なショックを受けたものの、それと同時に"仮想通貨は今後さらに成長する"と感じ、その時から少しづつ購入し始めた"と説明しています。

ビットコインオークションで40,000BTCを購入

bitcoin

またドレイパー氏は、2014年に米国の連邦保安局が闇サイト「シルクロード」から押収した「144,336BTC」のオークション販売に参加し大量にビットコインを購入したことでも知られています。彼はこの当時のことについて『実際にはどれほどのビットコインを購入したのか?』という質問にも答えています。

当時のビットコイン価格が今と比べると非常に安値だったことを先に語った同氏は、最終的に632ドル(約7万円)まで入札したためしばらくは辛い状態だったと説明しており、具体的に購入したビットコインの量については『40,000BTCくらいだったと思う』と述べています。これは2018年9月時点での金額に換算すると約300億円に相当します。

このような経緯から今や相当な額の利益を出していると言われているドレイパー氏は、その後ブロックチェーンや仮想通貨が世界経済にどのような影響を与えるかについて説明しました。

仮想通貨は経済全体を変える

government-blockchain

ドレイパー氏は『仮想通貨はあらゆる分野の経済を変える』と述べています。

同氏は、『仮想通貨が世の中に与える影響はインターネットよりも遥かに大きい』と述べており、あらゆる業界を変えると説明しています。

この業界は経済全体を変化させます。その中には、商取引、銀行、保険、不動産なども含まれています。もっと幅広い分野で言えば、医療とヘルスケアはスマートコントラストによって変化することになるでしょう。ディープ・ラーニングとビッグ・データは、私たちが頭痛を抱えているかどうかを判断できるようになろうとしています。

彼は、仮想通貨やブロックチェーン技術が普及することによって、政府が提供するサービスや医療保険、社会保障などの業界にも"競争"が生まれることになるため、それらのサービスの質をさらに向上させ、より良い世の中を作るきっかけになると考えています。

ブロックチェーンの技術はどのように世の中を変えるのか?

ビットコインの価格目標は「2,750万円」

ビットコイン価格目標

以前から変わらず一貫して仮想通貨やブロックチェーン技術を高く評価しているドレイパー氏は、以前に彼が設定した「2022年に25万ドル(約2,750万円)」というビットコインの価格目標を今も保っているのか?という質問に対しても、以前と変わらず「2022年に2,750万円」という価格目標を維持していると述べています。

ティム・ドレイパー氏のような巨額の資産を所有している仮想通貨投資家たちは、以前から一貫してビットコインの価格がさらに高値を更新すると予測しています。

その額にはそれぞれで違いがあるものの「最終的に1,000万円を超える」という点ではどれも同じであり、中には「1億円を超える」との予想も出ています。半年以上に渡って続いた下落相場が落ち着きつつある今、これまでに語られてきたそれらの予想には再度注目する価値があると言えるでしょう。

Bitcoin(BTC)の価格|2018年9月23日

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、今年に入ってから続いている下落で650,000円近くまで下落していましたが、そのサポートラインは維持し続けており、2018年9月23日の時点では750,000円まで回復しています。

bitbankの登録方法はこちらで詳しく解説しています

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ビットコイン急落「130万円」突破ならず|アルトコイン上昇も限定的

ビットコイン急落「130万円」突破ならず|アルトコイン上昇も限定的

長期保有が逆効果に?仮想通貨プロジェクトの「死亡原因」LONGHASHが調査報告

長期保有が逆効果に?仮想通貨プロジェクトの「死亡原因」LONGHASHが調査報告

PundiX(NPXS)の仮想通貨決済アプリが「Samsung Galaxy S10」で利用可能に

PundiX(NPXS)の仮想通貨決済アプリが「Samsung Galaxy S10」で利用可能に

もう止まれない!韓国の仮想通貨バブルの裏側で…政府は慌てて規制を解除する

もう止まれない!韓国の仮想通貨バブルの裏側で…政府は慌てて規制を解除する

ビットコインを「リトルリスク」と呼ぶ英国メディア

ビットコインを「リトルリスク」と呼ぶ英国メディア

Tron:TRX保有者に「約10億JSTのエアドロップ」実施へ

Tron:TRX保有者に「約10億JSTのエアドロップ」実施へ

注目度の高い仮想通貨ニュース

複数の仮想通貨交換を「1回の取引」に集約|ADA Marketsが新機能をテスト

複数の仮想通貨交換を「1回の取引」に集約|ADA Marketsが新機能をテスト

ルナクラシックのラリーとディップ:注目が集まるビットボット仮想通貨プレセール

ルナクラシックのラリーとディップ:注目が集まるビットボット仮想通貨プレセール

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

フィンテックの未来が見える「Wiki Finance Expo 香港 2024」香港が再び世界の脚光を浴びる

フィンテックの未来が見える「Wiki Finance Expo 香港 2024」香港が再び世界の脚光を浴びる

ヴィタリック・ブテリン氏が求めるのは「より高品質で楽しいミームコイン」

ヴィタリック・ブテリン氏が求めるのは「より高品質で楽しいミームコイン」

99BTCのプレセールがスタート! 大口投資家たちが注目している革新的なLearn-To-Earnトークンとは?

99BTCのプレセールがスタート! 大口投資家たちが注目している革新的なLearn-To-Earnトークンとは?

イーサリアムOS搭載スマホ「ethOS Phone」一般向け販売開始

イーサリアムOS搭載スマホ「ethOS Phone」一般向け販売開始

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

ワールドコイン(WLD)「PayPal・OpenAIとの提携」を検討=報道

ワールドコイン(WLD)「PayPal・OpenAIとの提携」を検討=報道

シバイヌ提携のD3「*SHIBドメインとウォレットアドレスの紐付け」が可能に|連携方法も紹介

シバイヌ提携のD3「*SHIBドメインとウォレットアドレスの紐付け」が可能に|連携方法も紹介

シバイヌL2「Shibarium」大規模なUIアップデートを実施|ユーザー体験・スピード向上に向けて

シバイヌL2「Shibarium」大規模なUIアップデートを実施|ユーザー体験・スピード向上に向けて

Slash:Bybit Web3で「SVLトークンのIDO」開始|現物取引も提供予定

Slash:Bybit Web3で「SVLトークンのIDO」開始|現物取引も提供予定

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す