北米最大のコカ・コーラボトラー組織:ブロックチェーンで「業務効率化」へ

by BITTIMES

Coca-Cola(コカ・コーラ)のボトル業者12社が参加する北米最大のパートナー組織である「Coke One North America(CONA)」や「Unibright・Provide」が協力して、ブロックチェーン技術を用いてサプライチェーン管理の業務効率化を行う新プロジェクト「Coca-Cola Bottling Harbor」を立ち上げたことが明らかになりました。

こちらから読む:LayerX×Uhuru、BC・IoT分野で協業「ブロックチェーン」関連ニュース

外部サプライヤーも分散型ネットワークに統合

企業・事業向けのブロックチェーンソリューションを開発している「Unibright(ユニブライト)」は2020年8月3日に、コカ・コーラボトル業者12社が参加する北米最大のコカ・コーラボトリングビジネス向けのITプラットフォームである「Coke One North America(CONA)」や「Provide」と協力して、ブロックチェーン技術を用いてサプライチェーン管理の業務効率化を行う新プロジェクト「Coca-Cola Bottling Harbor」を立ち上げたことを発表しました。

Coke One North America(CONA)は2019年時点でドイツのソフトウェア会社「SAP」が開発したHyperledger Fabric基盤のブロックチェーンソリューションを活用してサプライチェーン管理に取り組んでおり、コカ・コーラボトラーの複雑なサプライチェーンで透明性や効率を向上させれることを証明していましたが、CONAは現在これらの技術を内部ネットワークだけでなく、より多くの場面で活用していきたいと考えているとのことです。

Unibright(ユニブライト)の公式発表によると、「Coca-Cola Bottling Harbor」は内部業者がボトリングネットワークに製品を提供する能力を合理化することができるだけでなく、缶やボトルを供給する原材料ベンダーなどを分散型ネットワークに統合することによって"外部のサプライヤー"もその恩恵を受けることができるとされています。

「Coca-Cola Bottling Harbor」では、イーサリアムブロックチェーンを活用する企業が情報秘匿を守りながら他社と情報共有できるようにする技術である「Baseline Protocol(ベースラインプロトコル)」を使用しているとのことで、この技術を活用するポイントとしては以下のような点が挙げられています。

  • イーサリアムのメインネットを常時有効な従量制の参照フレームとして使用する
  • 企業データを従来の記録システムに保管する
  • 複雑でプライベートな組織間ビジネスプロセスの自動化を可能にする
  • 「分散型金融(DeFi)へのアクセス」や「アセットのトークン化」などのユースケースを提供する
  • オープンで管理されたオープンソースであり「OASIS(eビジネスの標準化団体)」の基準を満たしている

また、このプロジェクトは「一般化されたゼロ知識回路を拡張して標準化されたビジネスプロセスに適用する方法、ベースラインプロセス内で請求書をトークン化する方法、既存のHyperledger基盤の実装がベースラインプロトコルをどのように拡張・統合できるか」などといった複数の項目を証明することも目的としているとのことです。

「Coca-Cola Bottling Harbor」が実施した取り組みの結果は2020年第4四半期に発表される予定だとされています。

>>「Unibright」の公式発表はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

WikiLeaks Shop:ビットコインの「ライトニングネットワーク決済」に対応

WikiLeaks Shop:ビットコインの「ライトニングネットワーク決済」に対応

ビットコイン(BTC)が「エルサルバドルの法定通貨」に?大統領が法案提出を表明

ビットコイン(BTC)が「エルサルバドルの法定通貨」に?大統領が法案提出を表明

MyEtherWalletのハッキング被害への対策と対処法

MyEtherWalletのハッキング被害への対策と対処法

イーサリアム:The Merge第一弾「Bellatrix」アップデートを完了

イーサリアム:The Merge第一弾「Bellatrix」アップデートを完了

ゲーム開発老舗Atari:The Sandbox上で「仮想テーマパーク」構築へ

ゲーム開発老舗Atari:The Sandbox上で「仮想テーマパーク」構築へ

メキシコ:一般普及に先駆け「ブロックチェーン協会」設立|実用化に向け基盤構築

メキシコ:一般普及に先駆け「ブロックチェーン協会」設立|実用化に向け基盤構築

注目度の高い仮想通貨ニュース

ソラナDEXアグリゲーター「Jupiter」モバイルアプリ公開へ|Ultimate Walletを買収

ソラナDEXアグリゲーター「Jupiter」モバイルアプリ公開へ|Ultimate Walletを買収

Bitcoin MinetrixがUniswapでローンチ!チームはBTCMTXの10%トークン焼却を発表

Bitcoin MinetrixがUniswapでローンチ!チームはBTCMTXの10%トークン焼却を発表

リスク(LSK)大規模エアドロップ「HodlerDrop」実施へ|参加条件と今後の予定

リスク(LSK)大規模エアドロップ「HodlerDrop」実施へ|参加条件と今後の予定

KARRATプロトコルが始動:ゲーム、エンターテイメント、AIイノベーションの新時代を切り拓き、ハリウッドと提携

KARRATプロトコルが始動:ゲーム、エンターテイメント、AIイノベーションの新時代を切り拓き、ハリウッドと提携

CoinCodex「2024年5月のSHIB価格高騰」を予測

CoinCodex「2024年5月のSHIB価格高騰」を予測

仮想通貨の投資家たちが集まるVRプロジェクト5thScape、プレセールで順調に資金を調達

仮想通貨の投資家たちが集まるVRプロジェクト5thScape、プレセールで順調に資金を調達

革新的なクラウドマイニングを提供するBitcoin Minetrixのプレセールが最終段階へ

革新的なクラウドマイニングを提供するBitcoin Minetrixのプレセールが最終段階へ

MoonPay:PayPalで仮想通貨購入可能に「ADA・SHIB・DOGEなど110銘柄以上」に対応

MoonPay:PayPalで仮想通貨購入可能に「ADA・SHIB・DOGEなど110銘柄以上」に対応

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

バイナンスへの新規上場が期待されている新しいミームコインは?一部の投資家は5月に購入を検討

バイナンスへの新規上場が期待されている新しいミームコインは?一部の投資家は5月に購入を検討

カルダノDEX「SundaeSwap v3」メインネットローンチ迫る|取引処理速度が10倍に

カルダノDEX「SundaeSwap v3」メインネットローンチ迫る|取引処理速度が10倍に

コインチェック:2024年内にNASDAQ(ナスダック)上場か|ティッカーはCNCK

コインチェック:2024年内にNASDAQ(ナスダック)上場か|ティッカーはCNCK

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

人気のタグから探す