
コカ・コーラ:製品の「サプライチェーン管理」にブロックチェーン技術活用
Coca-Cola(コカ・コーラ)ボトラー(*1)向けにIT管理プラットフォームを提供している「Coke One North America(CONA)」が、ドイツのソフトウェア会社「SAP」が開発したブロックチェーンソリューションを使用してサプライチェーン管理に取り組んでいることが「Business Insider」の報道で明らかになりました。
(*1)ボトラー:清涼飲料水の濃縮原液を仕入れ、水で薄めて容器(ボトル)に入れて、消費者の手に渡る状態の最終製品にして出荷する会社のこと
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ブロックチェーンで「コスト削減・時間短縮」図る
Coca-Cola(コカ・コーラ)社製品のボトル詰めや出荷を行うボトリング企業向けにIT管理プラットフォームを提供している「Coke One North America(CONA)」は、ドイツのソフトウェア会社「SAP」が開発したブロックチェーンソリューションを使用してサプライチェーンを管理していると伝えられています。
CONAは毎日約16万件のコカ・コーラ製品を製造・瓶詰め・出荷する複数のフランチャイズ企業を監督していますが、これらの製造工程には仲介者も含まれているため、非効率的であり、注文処理に時間もかかっていたと報告されています。
同社は、ブロックチェーン技術をサプライチェーン管理に活用することによって製造工程を効率化し、コストを削減することを計画しています。報道によると、ブロックチェーン技術を活用することによって注文調整の期間を50日間から"わずか数日間"に短縮する予定だとされています。
またブロックチェーン技術を取り入れて各取引を管理すれば、それぞれのボトラーによって行われた取引に透明性をもたらし、リアルタイムで追跡することができるようになるため、その他複数の利点を得ることができると期待されます。
コカ・コーラは以前から積極的にブロックチェーン技術を取り入れており、2018年には「ブロックチェーン技術を用いて強制労働問題に取り組むプロジェクト」に参加していることが明らかにされている他、人工知能(AI)やブロックチェーンの技術を用いた"未来予測プラットフォーム"の開発を行なっているエンドール(Endor/EDR)のプロジェクトにも協力しています。
最近では、ペプシコーラの製造元として知られる食品・飲料大手の「PepsiCo(ペプシコ)」もブロックチェーン技術を活用しており、飲料大手でもブロックチェーン技術を活用する動きが拡大し始めています。

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