マレーシアの航空会社であるAirAsiaは、ビッグコイン(BigCoin)と呼ばれる独自の仮想通貨の導入を計画していることをNIKKEI ASIAN REVIEWに語りました。搭乗者はビッグコインを使用して様々なサービスを購入することができます。
同社は1月に、仮想通貨決済を可能にするモバイルウォレットサービスであるBigPayも発表しており、搭乗者は機内Wi-Fiを使ってBigPayを利用することでビッグコインを使って食べ物や飲み物を購入することができるとされています。
最終的には、モバイルプラットフォームを使用して送金業務や融資業務に参入したいと考えているとのことです。
AirAsia Groupは、タイ/インドネシア/フィリピン/インドなどに現地航空会社を所有しており、現在はベトナム/中国/ミャンマーに予算航空会社を設立する準備を進めています。
日本でのサービス提供も計画
AirAsiaの最高経営責任者(CEO)であるトニー・フェルナンデス氏は、AirAsiaの事業拡大のために日本にも訪れており、今後予定している計画の中でも特に優先されるのが日本であることも明らかにしています。
同氏によると、予定されている計画には日米と日欧を結ぶ長距離ルートが含まれているため、現在はエアバスとボーイングの両方と交渉し、より広い大型のジェット機の購入を検討しているとのことです。
海外の航空会社では、このほかにも様々な国でブロックチェーン技術やビットコイン決済が導入されてきています。