コロンビア最古の商業銀行「暗号資産の取引・入出金サービス」などをテスト
コロンビア最古の商業銀行である「Banco de bogota(ボゴタ銀行)」が、規制サンドボックス制度を通じて暗号資産関連サービスを試験的に導入し始めたことが地元メディア「Portafolio」の報道で明らかになりました。このテストに参加する顧客は、銀行アカウントに仮想通貨を入金したり、コロンビア・ペソ(COP)と仮想通貨を交換したりすることができると伝えられています。
暗号資産関連のビジネスモデル・潜在的リスクを調査
コロンビア最古の商業銀行である「Banco de bogota(ボゴタ銀行)」が、規制サンドボックス制度を通じて暗号資産関連サービスを試験的に導入し始めたと伝えられています。
この実験は2021年3月に開始されており、一部の選ばれた顧客はモバイル・オンライン上の銀行プラットフォームで暗号資産の入出金・取引を行うことができるとされています。
また、自分の銀行口座を通じてコロンビアの法定通貨「コロンビア・ペソ(COP)」と「仮想通貨」を交換することもできるようになっており、この実験を通じて暗号資産の管理に関するビジネスモデルと潜在的なリスクを調査する狙いがあるとされています。
このテストはコロンビアの金融規制当局である「金融監督局」が管理している規制サンドボックス制度を用いた暗号資産関連プロジェクトの一部として行われているとのことで、ボゴタ銀行の技術開発担当副社長であるOscarBernal Quintero氏は次のようにコメントしています。
私たちが参加した金融監督局のサンドボックス制度を用いたプロジェクトは、迅速かつ安全で信頼性の高い環境で新しい製品やサービスを開発するための技術革新を模索しています。このプロジェクトに参加した大きな理由の1つは「国の変革に積極的に参加するため」です。コロンビアの規制枠組みの中で仮想通貨の交換できるようにする可能性のある規制の構築に参加することは価値のあることだと考えています。
コロンビアの金融監督局は仮想通貨を公認しているわけではなく『暗号資産は規制されていないため、投資する前には熟考するように』と警告していますが、コロンビアは2020年10月時点で「ラテンアメリカでビットコインATMの数が最も多かった国」でもあり、ボゴタ銀行は「670の支店を構えるコロンビアで最も長い歴史を持つ銀行」でもあるため、今回のニュースには注目が集まっています。
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