Filecoin Foundation(ファイルコイン財団)は2021年4月1日に、WWW・マルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスとして有名な「Wayback Machine(ウェイバックマシン)」を運営している非営利団体である「Internet Archive(インターネットアーカイブ)」に約10億円相当のファイルコイン(Filecoin/FIL)を寄付したことを発表しました。
こちらから読む:フィギュア大手Funko、NFT市場に参入「暗号資産」関連ニュース
インターネットアーカイブの活動を支援
Filecoin Foundation(ファイルコイン財団)は2021年4月1日に『Internet Archive(インターネットアーカイブ)に50,000FILを寄付したこと』を発表しました。ファイルコイン(FIL)の価格は記事執筆時点で約21,000円となっているため、50,000FILは約10億円に相当します。
Internet Archive(インターネットアーカイブ)は、様々なデジタル情報の収集や情報のデジタル化を行い、アーカイブしている非営利団体であり、WWW・マルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスとして有名な「Wayback Machine(ウェイバックマシン)」を運営しています。
Filecoin財団の公式発表によると、今回の寄付は『すべての知識への普遍的なアクセスを提供すること』を使命としているインターネットアーカイブの取り組みを促進するためのものであり、寄付金は「書籍・データ・Webページ・音楽・ソフトウェア」などといったインターネットアーカイブのオンラインライブラリを強化するために役立てられると説明されています。
また、今回の寄付に合わせてインターネットアーカイブの創設者であるBrewster Kahle(ブリュースター・ケール)氏と、パートナーシップ部門の責任者であるWendy Hanamura(ウェンディ・ハナムラ)氏が「ファイルコイン財団の顧問委員会」と、分散型WEBおよびWEB3プロトコルの成長を促進することを目的とした非営利組織である「Filecoin Foundation for the Decentralized Web(FFDW)」に参加したとも報告されています。
Brewster Kahle(ブリュースター・ケール)氏は公式発表の中で『Filecoinのようなテクノロジーがストレージ市場に革命をもたらし、ストレージを分散化することを願っている』とコメントしています。
図書館では常に「バビロニア時代のシュメール人が発明した楔形文字、パピルス紙、マイクロフィルム」などといった当時のテクノロジーが使用されてきました。現代のインターネットアーカイブはハードドライブ上に構築されています。
Filecoinのようなテクノロジーがストレージ市場に革命をもたらしてストレージを分散化することを願っており、志を同じくするアプローチを共有する組織と協力できることに興奮しています。
世界中の様々な大手企業からも支持されている「ファイルコイン(Filecoin/FIL)」は、ここ最近で急速に成長してきており、先日は暗号資産の時価総額ランキングでTOP10にランクインしたことなども報告されています。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年4月4日|ファイルコイン(FIL)の価格
ファイルコイン(Filecoin/FIL)の価格は今月1日に26,000円付近まで上昇したものの、その後はやや下落しており、2021年4月4日時点では「1FIL=21,050円」で取引されています。