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Jump Trading:スポーツ関連仮想通貨プロジェクト「Chiliz」に投資|CHZ価格も上昇

シカゴを拠点とする自己勘定取引会社「Jump Trading(ジャンプトレーディング)」がスポーツクラブの公式ファントークン発行を支援している「チリーズ(Chiliz/CHZ)」にエクイティ投資を行なったことが「ロイター」の報道で明らかになりました。今回の報道を受けて43円付近まで下落していたCHZ価格は53円近くまで急騰しています。

大手マーケットメーカーが「Chiliz」に投資

シカゴを拠点とする自己勘定取引会社「Jump Trading(ジャンプトレーディング)」がスポーツクラブの公式ファントークン発行を支援している「チリーズ(Chiliz/CHZ)」にエクイティ投資を行なったことが「ロイター」の報道で明らかになりました。

投資額については非公開とされているものの『Jump Tradingから投資を受けた』ということはChilizの公式Twitterでも報告されています。


チリーズ(Chiliz/CHZ)は世界中のスポーツクラブとの提携を通じて、各クラブチームの公式ファントークン発行を支援している企業であり、スポーツクラブとファンの交流を深めることを目的としたファン投票&報酬アプリ「Socios.com(ソシオスドットコム)」や、ファントークン取引所「Chiliz Exchange」なども展開しています。

Chilizの仮想通貨CHZは昨年まで1円〜3円ほどで推移していたものの、今年3月には一時的に100円付近まで高騰し、1年間で15,000%の価格上昇率を記録しました。その後の下落によって現在は「1CHZ=50円前後」で推移しているものの、サッカーバスケットボール格闘技eスポーツなどといった様々な分野で提携関係を拡大しているChilizは『スポーツ分野の代用的な仮想通貨プロジェクト』として世界的に注目を集めています。

Jump Trading(ジャンプトレーディング)は「暗号資産市場の2大マーケットメーカー(*1)の1つ」としても知られる自己勘定取引会社であり、今回の報道では『Jump Tradingは2021年初頭からChilizが発行したトークンのマーケットメイクも行っている』と報告されています。
(*1)マーケットメーカー:金融商品市場で「売り気配」と「買い気配」を提示することによって市場に流動性を提供し、投資家の注文成立を保証する役割を担っている市場参加者のこと

Chilizの創設者兼CEOであるAlexandre Dreyfus氏は『Jump Tradingからの投資』について次のようにコメントしています。

「Chilizブロックチェーン」と消費者向け製品である「Socios.com」は、ユーザー・ユーザー支出の面だけでなく「ACミラン、FCバルセロナ、マンチェスター・シティFC」などといった新しいスポーツクラブとのパートナーシップの面でも過去数ヶ月間で大幅に成長しました。

スポーツ関連の仮想通貨プロジェクトに「Jump Trading」が投資したという事実は、この市場がまだ始まったばかりであることを示しています。

投資報道を受け「CHZ価格上昇」

チリーズ(ChiliZ/CHZ)の価格は先月13日に100円付近まで高騰した後に43円付近まで下落していたものの、今回の報道が行われた後には一時的に53円付近まで急騰しており、2021年4月8日時点では「1CHZ=53.76円」で取引されています。

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2021年4月1日〜2021年4月8日 CHZのチャート(画像:CoinGecko)