ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月18日と23日の急落で47,500ドル(約512万円)まで下落しましたが、精度の高い価格予想で知られる著名アナリストPlanB氏は『今回の価格下落は2013年と2017年にも見られた一時的な調整に過ぎない』と語っています。
「価格が直線的に上がり続けることはない」と指摘
ビットコイン(BTC)の価格は今月18日と23日に2度急落し、700万円まで上昇していた価格は10日間ほどで500万円付近まで下落しましたが、S2F(ストック・フロー)と呼ばれる価格予想モデルを用いてビットコイン価格予想を行なっている著名アナリストPlanB氏は2021年4月23日のツイートで『直線的に価格が上昇し続けることはない』と指摘し、『今回の下落は2013年と2017年にも見られた一時的な調整に過ぎない』と語っています。
※ストック・フローモデル(S2F):ゴールドやビットコインなどの価格予想などで使用されている”希少性”を測るための指標。需要と供給のバランスなどに基づいて価格予想が行われる。
直線的に上がり続けるものはありません。ビットコインは今月まで6ヶ月連続で上昇しています。今回の下落は2013年と2017年にも見られた一時的な調整のように見えます。
PlanB氏が今回掲載した画像は、2013年・2017年・2020年に訪れたビットコインの半減期後の値動きを1ヶ月単位で表示したものとなっていますが、この画像では「2013年・2017年も半減期後10〜15ヶ月のタイミングで一時的な価格急落が観測されたこと」が示されています(緑・黄緑の横線はS2Fモデルとその改良版モデルに基づいた目標価格)。
しかし、2013年・2017年の半減期後の強気相場では一時的な調整後に再び大幅な価格上昇が見られているため、PlanB氏は「今回も今の調整が終わった後に再び価格上昇が始まる」と予想しています。
なお、PlanB氏は先月から『ビットコインの強気相場はまだ始まったばかりである』との発言を繰り返し行なっており、今月14日のツイートでは『2011年・2013年・2017年のビットコイン強気相場では少なくとも3ヶ月以上は月間RSI(*1)が”95″を上回っていたものの、現在の月間RSIはまだ”95″にすら達していない。4月の終値でRSIが95に達するために必要なBTC価格を計算した結果、92,000ドル(約993万円)だった』と報告しています。
(*1)RSI(相対力指数):金融市場の分析に使用される技術的指標のこと。一定期間の相場における「値上がり幅」と「値下がり幅」を活用して値動きの強弱を数値で表したもので、「買われ過ぎ」なのか「売られ過ぎ」なのかを判断する際などに使用される。
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