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Athena Bitcoin:エルサルバドルに「1,500台のビットコインATM」導入へ

仮想通貨ATMを北米・南米地域で展開している「Athena Bitcoin(アテナビットコイン)」が、ビットコインの法定通貨化に向けた準備を進めているエルサルバドルで1,500台のビットコインATMを展開する予定であることが明らかになりました。

エルサルバドルで段階的に「ビットコインATM」を導入

ビットコインATMを北米・南米地域で幅広く展開している米国企業「Athena Bitcoin(アテナビットコイン)」は、ビットコインを法定通貨として認める法案を可決したエルサルバドルで同社のビットコインATMを大規模展開する計画を発表しました。同社はエルサルバドルでの業務を行うための現地スタッフを雇用して、オフィスを開設することも予定していると報告されています。

Athena Bitcoin(アテナビットコイン)の公式サイトによると、同社は現在エルサルバドルのエルゾンテ村にある「Café Cocoa」というコーヒーショップにビットコインATMを設置しているとされていますが、今後はこのビットコインATMを1,500台にまで拡大させていく予定だと報告されています。

同社は2021年6月17日のツイートでエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領に対して『ビットコインATMは1,000台で十分ですか?』と問いかけていましたが、このツイートに対してブケレ大統領は『1,000台?1,500台はどうでしょうか?』と返信しています。


Athena Bitcoinはブケレ大統領の要望を受けて「1,500台を設置すること」を目標に掲げているものの、最初は段階的にビットコインATMの導入を進めていくことを予定しているとのことで、同社のラテンアメリカ地域担当取締役であるMatias Goldenhörn(マティアス・ゴールデンホーン)氏は「ロイター」に対して『最初は数十台のマシンを導入して、エルサルバドルでのビジネスモデルがどのようなものかをテストする』と語ったと報じられています。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は「1,500台のATMを導入する」というタフな挑戦を提示してくれました。私たちはそれを目指しますが、まずは段階的に進めていきます。私たちは民間企業であり、持続可能な形で国の発展を支援していきたいと考えています。

最初は数十台のマシンを導入して、エルサルバドルでのビジネスモデルがどのようなものかをテストします。これはおそらく米国とは異なるものになるでしょう。

Athena BitcoinのビットコインATMは、スマートフォンのQRコードなどで簡単にビットコインを購入できるように設計されているため、エルサルバドルで同社のビットコインATMが大量導入されれば、現地のビットコイン取引がさらに加速することになると期待されます。

>>「Athena Bitcoin」の公式サイトはこちら