グローバルに仮想通貨取引サービスを展開している大手暗号資産取引所「Liquid Global(リキッドグローバル)」は2021年8月19日午前11時頃に、同社のホットウォレットが不正アクセスを受け「BTC・ETH・TRX・XRP・EWT」などの暗号資産が外部ウォレットに流出したことを発表しました。
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「BTC・ETH・XRP・TRX・EWT」が流出
Liquid Global(リキッドグローバル)は2021年8月19日午前11時頃に、同社のホットウォレットが不正アクセスを受け、ウォレットに保管されていた一部の暗号資産が外部ウォレットに流出したことを発表しました。
同社は現在、保有している資産をインターネットに接続されていない「コールドウォレット」に移動させているとのことで、詳細については現在調査中、調査が完了するまでは入出金を一時停止すると報告されています。
重要なお知らせ:
Liquid Globalのホットウォレットが不正アクセスによって危険に晒されたことを受けて、資産をコールドウォレットに移動させています。現在調査中であり、定期的に情報を更新します。その期間中は入出金が停止されます。
Liquid Globalの報告によると、流出した仮想通貨は以下の5銘柄とされており、各仮想通貨が移動されたハッカーのものとみられるウォレットアドレスも以下のように報告されています。
【流出した仮想通貨】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(Ripple/XRP)
・トロン(Tron/TRX)
・エナジーウェブトークン(Energy Web Token/EWT)
【各通貨の移動先ウォレット】
BTC:1Fx1bhbCwp5LU2gHxfRNiSHi1QSHwZLf7q
XRP:rfapBqj7rUkGju7oHTwBwhEyXgwkEM4yby
TRX:TSpcue3bDfZNTP1CutrRrDxRPeEvWhuXbp
ETH/EWT:0x5578840aae68682a9779623fa9e8714802b59946
なお、流出した暗号資産の数量などは記事執筆時点で明らかにされていないため、今後調査が進むに連れて詳細が明らかにされていくことになると予想されます。
仮想通貨価格が高騰しているタイミングでは、世界中の暗号資産取引所などでハッキングが増加する傾向にあるため、取引所のウォレットで暗号資産を保管している方は今後も注意が必要です。
なお、今回の発表による価格への影響は現時点でそれほど見られていないものの、今後の追加発表や動向などによっては対象となる仮想通貨の価格に影響が出る可能性もあると考えられるため、ポジション管理などにも注意が必要です。