仮想通貨ビットコイン(BTC)の法定通貨化に向けてエルサルバドルで準備が進められていた「ビットコイン法」が日本時間2021年9月7日15時00分に正式に施行されたことが明らかになりました。ビットコイン価格は今回の発表後にやや下落しています。
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エルサルバドルのビットコイン法「正式に施行」
エルサルバドルでは2021年6月に仮想通貨ビットコイン(BTC)を同国の法定通貨の1つとして採用する世界初の法案「ビットコイン法」を可決して、正式な新法施行に向けた準備を進めていましたが、この法律は日本時間2021年9月7日15時00分に正式に施行されたと報告されています。
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は2021年9月7日14時57分のツイートでこのことを報告しており、『あと3分で私たちは歴史を刻むことになる』とツイートしています。
今回のビットコイン法が施行されたことによって、エルサルバドルではドルとBTCの両方が法定通貨として認められることになり、店舗での支払いや納税などでもビットコイン決済を行うことができるようになります。
また、エルサルバドル政府は国民の無料の仮想通貨ウォレットアプリである「Chivo」を無償提供することも発表しており、このウォレットアプリをダウンロードした人々には30ドル(約3,300円)相当のビットコインが無料配布される予定にもなっています。
「ビットコインの法定通貨化が価格に与える影響」については『さらなる上昇につながる』という予想や『”噂で買って事実で売る”の格言に従って、新法施行後に急落する』という予想が出ていましたが、今回の発表後にビットコイン価格は下落し始めており、一時的に580万円付近まで上昇していたBTC価格は記事執筆時点で「1BTC=5,753,399円」まで下落しています。