米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」は2021年11月9日に、単独で動作する”スタンドアロン型のブラウザ拡張機能”をリリースしたことを発表しました。この新しい拡張機能がリリースされたことによって、ユーザーはスマホでトランザクションを確認することなくDApps・DeFi・DEX・NFTなどの各種サービスにブラウザから直接アクセスできるようになると報告されています。
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ブラウザ拡張機能の利便性を強化
Coinbase(コインベース)は2021年11月9日に、同社が提供している仮想通貨ウォレット「Coinbase Wallet」が単独で動作する”スタンドアロン型のブラウザ拡張機能”をリリースしたことを発表しました。
コインベースは今年5月に、同取引所の仮想通貨ウォレットを分散型アプリ(DApps)・分散型金融(DeFi)・分散型取引所(DEX)などに接続して使用することができるブラウザ拡張機能「Coinbase Wallet extension」をリリースしていましたが、今回の発表では”完全に単独で動作するタイプのブラウザ拡張機能”がリリースされたことが報告されています。
従来のブラウザ拡張機能ではウォレットアカウントを拡張機能にリンクすることしかできなかったため、トランザクションを行うためにはモバイルアプリからユーザー確認を行う必要があったものの、今回リリースされた新しいバージョンのブラウザ拡張機能を使用すると、ユーザーはスマホでトランザクションを確認することなく各種サービスにブラウザから直接アクセスできるようになると説明されています。
完全なスタンドアロン機能を備えた「Coinbase Wallet extension」のリリースによって、デスクトップでも仮想通貨の世界を楽しむことができるようになりました。これによりお客様は、スマートフォンで取引を確認しなくても数回のクリックだけで、ブラウザからDAppsの閲覧・数千種類の仮想通貨へのアクセス・分散型取引所での取引・利息の獲得・NFTの収集などを行うことが可能になります。
新しい「Coinbase Wallet extension」は新規ユーザー・既存ユーザーの両方が使用できるとのことで、「Coinbase Wallet、MetaMask、Trust Wallet」などのイーサリアムウォレットを持っている場合は復元フレーズを用いてウォレットをインポートすることもできると説明されています。
仮想通貨ウォレット関連のブラウザ拡張機能は徐々に増えてきていますが、コインベースは世界最大級の大手暗号資産取引所であるため、今回の拡張機能リリースはDeFi・DApps・DEX・NFTなどの利用者増加につながる可能性があると期待されます。
Coinbaseは今後の取り組みについて『私たちは業界の中で最も使いやすく、最もアクセスしやすい自己管理型ウォレットを構築することによって、全ての人々がDAppsやWeb3.0を利用できるようにするための努力を続けていく』とコメントしています。