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マッチングアプリ「Tinder」メタバース参入やアプリ内通貨発行を検討


世界最大級のマッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」が、プレミアムサービスへの支払いに使用できる「アプリ内通貨」や、メタバース(仮想空間)である「Tinderverse」について検討を進めていることが「ロイター」の報道で明らかになりました。

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Tinderのメタバース「Tinderverse」構築か

世界最大級のマッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」のCEOであるRenate Nyborg氏は「ロイターネクストカンファレンス」でインタビューに応じた際に『仮想通貨・メタバースへの参入について検討していること』を明かしたと報告されています。

ロイターの報道によると、Tinderは現在『オフラインとオンラインの世界の境界線をどうやって曖昧にするか』を模索しているとのことで、「ユーザーがプレミアムサービスへの支払いに使用できるアプリ内通貨」のテストを実施していると報告されています。この通貨がどのような技術で発行される通貨なのかについては明らかにされていないものの、ユーザーはアプリ上で良い行動を行なった際に報酬としてこの通貨を受け取ることができるとされています。

また、Renate Nyborg氏は「メタバースでの出会いに関する同社の計画」について質問を受けた際に『社内では”Tinderverse”について話し合いを行っている』と明かしており、『これはオフラインとオンラインの境界線を曖昧にすることを目的としたものだ』と説明しています。

メタバースとは、パソコン・スマホ・VRデバイスなどといった様々なデバイスでアクセスすることができるインターネット上の仮想空間であり、最近では「Facebook(フェイスブック)」がメタバース事業参入に向けて「Meta(メタ)」へと社名変更したことなどが大きな注目を集めていました。

先月は出会い系アプリの「Bumble(バンブル)」が11月の決算説明会で『メタバースで何が起きてもいいように準備したい』との考えを語っていたため、今後はマッチングアプリを提供している企業からも「メタバース参入」の発表が行われていく可能性があると注目されています。

なお、Renate Nyborg氏は「Tinderは依然として現実の出会いを支援することに重点を置いている」とも説明しており、『新型コロナウイルスのパンデミックによって”インターネットだけでつながりを感じることが可能であること”が示された一方で、”現実のつながりの重要性”も示された』と語っています。

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