金融インフラを提供している米国の大手金融サービス企業「Stripe(ストライプ)」は2022年4月22日に、Twitter(ツイッター)上での収益を暗号資産で受け取ることができる機能の提供を開始することを発表しました。
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最初は「USDC」に対応|対応銘柄は今後追加も予定
金融インフラを提供している米国の大手金融サービス企業「Stripe(ストライプ)」は2022年4月22日に、Twitter(ツイッター)上での収益を暗号資産で受け取ることができる機能の提供を開始することを発表しました。
Twitter(ツイッター)では現在、Stripeの「Stripe Connect」というサービスを通じて「チケット制スペース」や「スーパーフォロー」などの機能を活用して”法定通貨”で収益を受け取ることができるようになっていますが、今回はこの「Stripe Connect」を仮想通貨に対応させることによって”仮想通貨での収益受け取り”が可能になることが報告されています。
最初は米ドル連動ステーブルコインである「USDC」による支払いがサポートされるとのことで、取引ネットワークとしては手数料・送金速度・ウォレットとの互換性などを考慮してイーサリアムのスケーリングソリューションである「ポリゴン(Polygon/MATIC)」を採用、今後は対応するネットワークや仮想通貨も追加していく予定だと説明されています。
仮想通貨受け取りに利用可能な仮想通貨ウォレットとしては「MetaMask・Coinbase Wallet・Rainbow」などが挙げられています。
仮想通貨での収益受け取りを可能にするための複雑な作業は「Stripe」が実行するとのことで、この機能を導入するプラットフォームはコードを変更したり、仮想通貨を保有・送金したりする必要はないとされているため、このサービスが展開されることによって様々なプラットフォームで「仮想通貨での収益受け取り機能」を簡単に導入できるようになると期待されます。
なお、同サービスは最初に一部のユーザーを対象として実験的に提供されるとのことで、今後はTwitter以外のサービスにも導入を拡大、2022年末までには120カ国以上でこのサービスを利用できるようにする計画だと報告されています。