「SBIホールディングス」と「リミックスポイント」は2022年5月12日に、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。今回の発表では、リミックスポイント傘下の暗号資産交換業者「ビットポイントジャパン(BPJ)」の株式の51%をSBIグループ会社が取得することも報告されています。
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暗号資産・Web3・エネルギー関連分野で連携
「SBIホールディングス」と「リミックスポイント」は2022年5月12日に『事業分野・事業規模の拡大、更なる経営効率化・競争力強化、より顧客満足度の高いサービス提供の実現、両グループの企業価値向上』などを目的として資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
SBIホールディングスは今回の資本提携を通じて「リミックスポイントの発行済株式の5%」を市場内取引で取得するとのことで、SBIホールディングスの連結子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社が株式会社ビットポイント・ホールディングスから「ビットポイントジャパン(BPJ)の発行済株式の51%」を127億5,000万円で取得するとも報告されています。
業務提携に関しては「暗号資産関連・Web3.0関連・エネルギー関連」の3つの分野で連携を図っていくと報告されており、具体的には以下のようなことに取り組んでいくと説明されています。
暗号資産関連分野での連携
- SBIグループとのクロスマーケティングによる、ビットポイントの口座数の増加
- マーケットメイカーB2C2社との連携による、ビットポイントの取引流動性の向上
- SBIグループが関与する世界中の暗号資産関連プロジェクトの中から厳選したトークンを日本で初めてビットポイントジャパンが取り扱うことによる、暗号資産ビジネスの拡大
Web3.0関連分野での連携
- Web3.0発展に向け、一般社団法人日本デジタル空間経済連盟にリミックスポイントが参画
- メタバースを含むWeb3.0に関する事業の推進で協業
- SBIグループとリミックスポイントグループの知見を活かしたメタバース関連ファンドの共同組成・運用
エネルギー関連分野での連携
- 風力・バイオマス・水上太陽光・小水力等の再生可能エネルギー利用の電源の共同開発
- PPA(電力購入契約)事業の全国展開における協業
また、今回の発表では『将来的にビットポイントを国内外の株式市場に上場させる可能性も視野に入れ、両社にてビットポイントの経営を行っていく』とも説明されています。