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一時停止のBNB Chain「BSCの復旧」を発表|BINANCEも入出金を再開


クロスチェーンブリッジとして機能する「BSC Token Hub」での問題発覚を受けて「BNB Smart Chain(BSC)の一時停止」を発表していた「BNB Chain」は2022年10月7日16時頃に『BSCが復旧したこと』を発表しました。また、暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」も16時30分のツイートで『入出金を再開した』を報告しています。

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BNB Smart Chain(BSC)の一時停止について

BINANCE(バイナンス)のCEOであるChangpeng Zhao氏は2022年10月7日に、クロスチェーンブリッジとして機能する「BSC Token Hub」で問題が発生したことを受けて「BNB Smart Chain(BSC)」の運用を一時停止したことを発表しました。

BNB Chainは7日朝のツイートで『イレギュラーな活動を確認し、潜在的な脆弱性があると判断したため、BSCを一時停止した』と報告していましたが、その後7日8時51分にはChangpeng Zhao氏が「BSC Token Hub」で問題が発生したことを認めており、『全てのバリデータにBSCを一時停止するよう依頼した。この問題は現在解決されている。あなたの資金は安全だ』と報告しています。


Changpeng Zhao氏が本日午前9時頃に報告した内容によると、今回の問題によって約1億ドル(約145億円)相当の暗号資産がチェーン外に移動されたとのことですが、コミュニティや社内外セキュリティパートナーの協力によって既に推定700万ドル(約10億円)相当の資産は既に凍結されているとのことで、”ユーザーの資産は安全である”ということが強調されています。

16時頃には復旧報告、BINANCEも入出金を再開

なお「BNB Chain」はその後のツイートでBSCバリデータと協力して復旧に取り組んでいることを報告しており、2022年10月7日15時53分のツイートでは『BSCは20分以上前から正常に動作している』とも報告されています。


?BNB Smart Chain(BSC)は20分以上前から問題なく正常に動いています。

バリデーターも確認中、コミュニティーのインフラもアップグレード中です。

また、その後16時30分には暗号資産取引所BINANCEからも「BNB Chainの復旧」が報告されており、『BINANCEでの入出金も再開した』とツイートされています。


BNB Chainがオンラインに戻りました。BINANCEでの入出金も再開しています。

今回の問題を受けて、仮想通貨BNBの価格は293ドルから280ドル(約42,500円から約40,600円)まで急落したものの、その後は価格もやや回復しており、記事執筆時点では「1BNB=285ドル(約41,300円)」で推移しています。