仮想通貨市場では多くの銘柄で回復傾向が見られ始めており、一部の暗号資産では大規模な価格上昇が見られていますが、Twitterで64万人以上のフォロワーを持つ著名アナリストのMichaël van de Poppe氏は『今の仮想通貨市場は大規模なサイクルの始まりにある』と語っています。
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仮想通貨市場に新たな強気相場が到来?
暗号資産コンサルティング企業「Eight」の創設者兼CEOであるフォロワー数64万人超えの著名アナリストMichaël van de Poppe(ミハエル・ファン・デ・ポッペ)氏は2023年1月26日に『数年後には今のビットコインとイーサリアムの評価額が笑い話になっているだろう』とツイートし、『今の仮想通貨市場は大規模なサイクルの始まりにある』との考えを語りました。
BTCは今後に注目、現在価格での買いには興味なし
ビットコイン(BTC)の価格は先日26日に23,600ドル(約306万円)まで上昇した後すぐに下落しており、記事執筆時点では1BTC=23,000ドル(約299万円)付近で推移していますが、同氏は26日のツイートで『今の問題はこのまま新たな高値に向けて上昇が続くか、22,900ドルを下回って下落するかだ』と述べており、『23,000ドル付近でのロングにはあまり興味がない』とコメントしています。
Michaël van de Poppe氏は具体的なビットコインの買い場についてコメントしていないものの、ツイートと共に投稿された画像では、下落した場合の主要なサポートラインとなる21,300ドル(約277万円)付近の価格帯に丸印が付けられています。
ETHは短期的に下落?ロングするなら1,450ドル
イーサリアム(ETH)の価格は今月21日に1,660ドル(約215,000円)付近まで上昇して以降はやや下落しており、記事執筆時点では1ETH=1,583ドル(約205,000円)付近で推移していますが、ファン・デ・ポッペ氏は26日のツイートで『ETHはまだ重要なサポートにある』と述べており、『もしも反発した場合には1,600ドル(約208,000円)付近でのショートに興味がある』とコメントしています。
同氏は短期的にイーサリアムが下落すると予想しているようですが、下落した場合のロングのエントリーポイントについては『おそらく1,450ドル(約188,000円)』とツイートしています。
週末の下落には要警戒?買い場を求める声も多数
Michaël van de Poppe氏は一連のツイートでBTCやETHなどの仮想通貨が短期的に下落する可能性を示唆していますが、同氏は今月10日のツイートで「ビットコイン上昇の確率は高まってきていて、30,000ドル(約390万円)まで上昇する可能性がある」との見解を示していたため、中・長期的にはさらなる上昇を予想していると見られます。
ここ最近では仮想通貨市場全体で上昇傾向が続いていたため、今週末には各銘柄で短期的な下落がみられる可能性もあると予想されますが、一連の価格上昇を受けて仮想通貨コミュニティでは『買い場を待っている』との声も多数出ているため、これから価格が下落した場合には一定のサポートラインで買いが増加する可能性もあると予想されます。
投資家の間ではさらなる下落を警戒する声も多数出ていますが、2021年末頃から続いている下落の勢いは徐々に弱まってきているため、仮想通貨コミュニティでは今後の回復や新たな強気相場の到来を期待する声が強まってきています。