仮想通貨取引所Huobi.pro(フォビ)は個人投資家が一度に1つではなく、まとまった資産に投資することを可能にする投資オプションである暗号通貨ベースの為替トレーディングファンド(Exchange Traded Fund/ETF)を開始しています。
Exchange Traded Fund(ETF)を開始
先月フォビが発表した「Huobi10(HB10)」の詳細を今回明らかにしています。
Huobi10は流動性の高い仮想通貨トップ10を市場の変動に応じて最適な銘柄で構成するオプションで、現在数量限定で公開されています。
貿易業者はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)やHuobi独自の仮想通貨であるHuobi Token(HT)のみを購入することができ、現金通貨による投資は認められていません。HB10は限定公開期間の後にテザーとの取引で取引可能となっています。
Huobiは、投資額に基づいてサブスクリプション料金を請求します。
100〜500,000USDTを投資する人は0.10%、
50万〜100万USDTは0.05%、
100万USDTを超える機関投資家に対しては無償で支払うこととなっており、最大投資額は1,000万USDTとなっています。
このファンドは、Huobiの仮想通貨同士の取引が可能なプラットフォームであるHuobi.Pro上でのみ取引可能となっており、取引所の通常の制限の対象となります。
ブラジルへの事業拡大も
またHuobiは、ブラジルにも事務所を開設したと報じられています。
Huobiはこの件についてまだ正式な声明を発表していませんが、2018年5月29日の『Portal do Bitcoin』の報道によると、Huobiはすでにサンパウロの共同作業スペースにオフィスを開設しているとのことです。
同社の担当者は、サンパウロで開催された仮想通貨の会議である『VI Bitconf』の中で名刺を配布していたとのことで、LinkedInを介して現地スタッフを雇用し、チーフコンプライアンスオフィサーやデジタルマーケットマネージャーなどの職員を募集していると報じられています。
世界各国に拠点を設立しているHuobi
2013年に北京に設立されたHuobiは、2017年9月に中国の仮想通貨取引が全面的に禁止される前までは中国最大の仮想通貨取引所の1つでした。
仮想通貨の規制が強化された後のHuobiは、事業を完全に閉鎖するのではなくシンガポール、韓国などにオフィスを設立しています。
数週間前にはカナダのトロントでもオフィスを開設する計画を発表しており、今年初めには米国での規制の不確実性にもかかわらず、サンフランシスコの支店を開設しています。
Huobiは仮想通貨革新のリーダーを目指す
また同社は日本への進出にも挑戦しており、2017年12月にSBIホールディングスと日本で取引プラットフォームを立ち上げることを発表しました。しかし2018年3月頃に日本の金融庁などが仮想通貨取引所への監視を強化したことなどによって、この計画は廃止されています。
SBIが語った提携解消の理由とは?
Huobiが新しく事業拡大を計画しているブラジルには、南米人口のおよそ半分となる2億1,000万人が住んでいるため、Huobiの巨大市場の一つとなります。
現在ブラジルで最大の仮想通貨取引所には、Foxbit、BitcoinTrade、Mercado Bitcoinなどがあり、いずれもHuobiに比べて比較的少量の仮想通貨が取引されています。
ブラジルでのサービス開始によって、今後もさらにHuobiは成長していくこととなるでしょう。
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