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ノースカロライナ州下院「中央銀行デジタル通貨(CBDC)禁止法案」を可決

CBDC用いた州への支払いや試験運用を禁止

アメリカ・ノースカロライナ州の下院が、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を用いた州への支払いを禁止することなどを目的とした”法案690″を全会一致で可決したことが明らかになりました。

今回の法案は「CBDCを用いた州への支払い使用禁止」や「ノースカロライナ州でのCBDC試験運用禁止」などの内容を含んだもので、今後は法案が上院へと移り、上院で可決された場合はロイ・クーパー知事によって署名されるかどうかが決まることになると報告されています。


?速報:ノースカロライナ州下院がHB690を全会一致で可決。CBDCでの支払いを禁止し、CBDCテストにノースカロライナ州が参加を禁止する?

? https://ncleg.gov/BillLookup/2023/H690

・州上院に再提案
・記録的な速さで作業してくださった皆様、ありがとうございました。

この法案への投票時には2人の議員が欠席していたとのことですが、同州の立法機関の118人のメンバーが法案可決に同意し、反対票はゼロだったと報告されています。

CBDC禁止法案はフロリダ州でも

中央銀行デジタル通貨(CBDC)は現時点で多くの国で研究開発段階となっており、米国でも正式発行はされていないものの、既に様々な方面から批判的な意見が出ています。

今年3月にはフロリダ州のロン・デサンティス知事が「フロリダ州に住む人々の金融プライバシーを保護することを目的として、CBDCを禁止する法案を提出したこと」を発表しており、国内外を問わず全てのCBDCを認めない方針を示していました。

中央銀行デジタル通貨はプライバシーの観点などから批判されており、人気の著書「金持ち父さん 貧乏父さん」を執筆したことなどで知られるロバート・キヨサキ氏は『中央銀行デジタル通貨が発行されると、全てのお金が追跡可能になり、プライバシーが失われる可能性がある』と警告しています。