暗号資産取引所「OKX」日本居住者向けサービスで利用制限|出金できないとの報告も

by BITTIMES   

OKX、日本居住者は利用不可?

暗号資産取引所OKX(旧:OKEx)が、日本居住者向けのサービス提供を停止したことが明らかになりました。

OKXの公式サイトに記載されている内容によると、今回のサービス停止は日本の法律と規制によるものであるとのことで、OKXのアカウントにログインしてウォレットにアクセスすることはできるが、取引所などのサービスは日本では利用できないということが説明されています。

なお、日本に住んでいない場合には引き続きOKXのサービスを利用することができるとのことで、その場合は"政府発行の有効な身分証明書"を提出するようにと説明されています。

OKXの公式サイトで表示される注意書きOKXの公式サイトで表示される注意書き

OKX Exchangeの製品はお住まいの地域では利用できません。

現地の法律や規制上の理由から、日本ではOKXの取引所サービスを利用することができません。ただし、引き続きサインアップ/ログインして、OKXウォレットにアクセスすることはできます。日本にお住まいでない場合は、政府発行の有効な身分証明書を提示することによって、引き続きOKXの取引所サービスを利用することができます。

日本居住者向けサービス停止について詳しく説明された公式発表などは記事執筆時点で確認できておらず、SNS上では「OKXのウォレットにはアクセスできるが出金ができない」といった声も多数上がっているため、OKXからの公式発表などには注目が集まっています。

追記:詳細は公式サイト・Twitterなどで発表予定

(追記:2023年6月27日)
今回の件についてOKXからの公式発表はまだ行われていないものの、「OKX Help Desk」は仮想通貨コミュニティからの質問に答える形で『日本居住者の暗号資産出金に関する件についてはしばらく時間をいただきたい』と回答しています。

OKX Help Deskはこれに続ける形で「詳細を公式ウェブサイトや公式Twitterで発表する予定であること」を報告しているため、近日中には今後の対応についての公式発表が行われる可能性があると予想されます。

今年5月には大手暗号資産取引所である「Binance.com」も日本居住者向けサービスを終了することを発表しており、別の取引所では「運営停止・市場撤退・上場廃止」などの発表も増えてきているため、仮想通貨コミュニティでは"自己管理型ウォレットでの資産管理"を推奨する意見も増えてきています。

続報:現在判明している情報の整理

(追記:2023年6月27日)
OKXの日本向けサービスについて、現時点で判明している情報は以下の通りです。

  • 日本居住者は仮想通貨取引サービスなどを利用できない状態
  • ログイン・ウォレットへのアクセスは可能
  • 本人確認済みの場合はウォレットからの出金も可能(※出金承認が通らないとの報告あり)
  • 本人確認が完了していない場合は出金ができない
  • SNS上で一時的な出金対応措置の報告あり(※公式発表はなし)
  • OKX Help Deskは公式発表を行う予定であることを報告
  • 追加情報:サポートセンターからの問い合わせが可能

SNS上では「OKXから暗号資産を出金する方法」について複数の報告がなされていますが、今のところOKX側からの公式発表は行われていないため、そのような方法を実際に試す場合には注意が必要です。

「実際にOKXから出金できた」という報告もなされていますが、場合によっては「混乱に乗じてユーザーから資産を騙し取ろうとする詐欺」が出てくる可能性もあるため、行動を起こす前には"その情報が信頼できるものなのか"をしっかりと確認することが重要になると考えられます。

「OKX Help Desk」は一連の問題について、公式発表を行う予定であることをTwitter上で報告しているため、不安な場合は公式発表を待つ方が良いとも考えられます。

ご不便をおかけして申し訳ございません。当社チームがこの懸念点について調査していますので、公式発表までもうしばらくお待ちください。ご理解とご協力に感謝いたします。

サポートセンターから問い合わせ可能に

(追記:2023年7月1日)
OKXで出金ができない場合の対応については、OKXの「サポートセンター」のページ右下に表示されているボタンからカスタマーサポートに直接問い合わせを行うことができると報告されています。

サポートセンターページ右下のボタンから問い合わせが可能サポートセンターページ右下のボタンから問い合わせが可能

なお、このボタンをクリックするチャット形式のカスタマーサポートが立ち上げられる仕組みとなっており、日本語を指定すれば日本語でやり取りを行うことも可能となっています。

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