ビットコインETF転換に関する申請却下を無効化
Grayscale(グレイスケール)のビットコインETF転換に関する裁判で、グレイスケールが米証券取引委員会(SEC)に勝訴したことが明らかになりました。
グレイスケールは同社が提供するグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)を”現物ビットコインETF“に切り替えるための申請を行なっていましたが、米SECはこの申請を却下したため、グレイスケールは「SECは先物ETFと現物ETFを恣意的に異なる基準で扱っている」として訴訟を起こしていました。
この訴訟の結果には以前から注目が集まっていましたが、2023年8月29日には「米控訴裁判所の判事がグレイスケールの審査請求を認め、SECの申請却下を無効化するよう命じた」ということが報告されています。
速報:GrayscaleがSECに対する訴訟で勝利しました。控訴裁判所はGBTCのETH転換を却下したSECの決定を無効化するよう命じました。
今回の判決の理由としては「米SECがビットコイン先物ETPの上場を承認した一方で、グレイスケールが提案したビットコインETPの上場を承認しなかった理由について適切な説明を行わなかったこと」が挙げられており、申請拒否を見直す必要があるとの判決が下されています。
こちらの記事もあわせてどうぞ
BTCなど主要仮想通貨の価格が急騰
今回の判決は現物ビットコインETFの上場を保証するものではないものの、仮想通貨業界では「米国初の現物ビットコインETF誕生に向けて一歩前進した」と期待が高まっており、一連の報道後にはビットコインを含む多くの仮想通貨で価格が急騰しています。
BTC関連の注目記事はこちら