PayPalを介した仮想通貨決済に対応
アメリカ・コロラド州の車両管理局(DMV)が、運転免許証や車両登録のオンライン更新で仮想通貨決済を受け入れ始めたことが明らかになりました。
車両管理局(DMV)は、運転免許試験や車両登録などを行っているアメリカ各州に設置される自動車などの所轄機関で、日本の陸運局や運転免許センターにあたる機関となります。
2023年8月31日の公式発表によると、コロラド州の車両管理局はオンライン決済で「PayPalを介した仮想通貨決済」を受け入れるようになったとされています。
これにより、現地の人々は運転免許証・身分証明書・車両登録など各種DMVサービスでオンライン決済を行う際に、PayPalを用いて仮想通貨で支払いを行うことができるようになったとのことです。
仮想通貨決済で利用可能な仮想通貨の種類については明らかにされていないものの、PayPalでは以下のような暗号資産がサポートされているため、これらの仮想通貨で支払いを行うことができるとみられています。
なお、仮想通貨で支払う場合には「1ドル+支払総額の1.83%の手数料」がかかり、PayPalの手数料が適用される場合もあるとのことで、支払われた仮想通貨はドルに変換された上でDMVに送金されると説明されています。
DMVのシニア・ディレクターであるElectra Bustle氏は『DMVはテクノロジーを活用してより良いサービスを提供する方法を常に模索している』と述べた上で『新たに追加された仮想通貨決済オプションは、DMVが顧客に革新的で便利なサービスを提供する新しい方法の1つである』と語っています。
コロラド州は仮想通貨決済を積極的に採用しており、2022年9月には「個人所得税・事業所得税・消費税・使用税・源泉徴収税・退職税・燃料税などの支払いで仮想通貨を利用できるようになったこと」なども報告されています。
税金の支払いも仮想通貨決済
(DMV発表)