1,750以上のアドレスに分散して管理
ブロックチェーン分析企業の「Arkham Intelligence」は2023年9月7日に、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)のオンチェーン保有資産を特定したことを明らかにしました。
Arkham Intelligenceの報告によると、グレイスケールのビットコイン投資信託は「世界で2番目に巨大なBTCエンティティ」であるとのことで、160億ドル(約2兆3,600億円)相当以上のBTCを管理しているとされています。
速報:ArkhamがGrayscale Bitcoin Trustのオンチェーン保有資産を特定
これは世界で2番目に大きなBTCエンティティであり、160億ドル相当以上のBTCを保有しています。
グレイスケールは口座残高を公表していますが、信託のオンチェーンアドレスを特定されることを拒否しています。
Arkham Intelligenceは一連の投稿の中で「GBTCの資産が1,750以上のアドレスに分散されていること」も報告しており、「それぞれのアドレスで管理されているビットコインは1,000BTC以下である」とも説明されています。
ETHEの資産特定報告も
Arkhamは2023年9月2日にグレイスケール・イーサリアム・トラスト(ETHE)の保有資産を特定したことも報告しています。
同社はこの時の報告で「これは50億ドル(約7,380億円)相当以上のETHを管理する世界で2番目に巨大なETHエンティティである」と報告しており、「この資産はそれぞれが3,000万ドル以下になるように、500以上のアドレスに分散されている」とも説明しています。
速報:ArkhamがGrayscale Ethereum Trustのオンチェーン資産を特定
これは世界で2番目に大きなETHエンティティであり、50億ドル相当以上のETHを管理しています。
このことはこれまで報告されておらず、公にも確認されていませんでした。
Arkham Intelligenceは最近の調査で「謎とされていた世界3位のBTCクジラ」も特定しており、このアドレスが「Robinhood」のものであることを報告しています。
なお、Grayscale(グレイスケール)はGBTCを現物ビットコインETFに切り替えるための申請を行なっていることでも注目を集めていますが、最近では「ETF転換に関する裁判でグレイスケールが米SECに勝訴したこと」も報告されています。
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