コインベースのBTC準備金は「約100万BTC」
ブロックチェーン分析企業の「Arkham」は2023年9月23日に、大手暗号資産取引所コインベースが保有するビットコイン(BTC)の準備金を特定したことを発表しました。
Arkhamの報告によると、Coinbaseは2023年9月23日時点で約250億ドル(約3兆7,000億円)に相当する「約948,000 BTC」を保有しているとのことで、これはBTC総供給量の約5%に相当する数量で、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトのBTC保有量とほぼ同量であるとも説明されています。
Arkhamは、現在価格で約250億ドルに相当するCoinbaseのビットコイン準備金(約100万BTC)を特定しました。
Arkhamが知る限りCoinbaseは世界最大のビットコイン事業者ということになります。コインベースが保有するビットコインはBTC総供給量のほぼ5%に相当するものであり、その保有量はサトシ・ナカモトとほぼ同量となります。
さらに数千枚以上のBTCを保有している可能性も
Arkhamは、コインベースが使用している3,600万以上のBTCウォレットアドレスを特定してタグ付けを行なったとのことで、「直近の財務状況から考えると、Coinbaseはまだラベル付けされていない数千枚以上のBTCを保有している可能性が高い」とも報告されています。
同社はまだ特定できていないコインベースのアドレスを特定するための分析作業を急ピッチで進めているとのことで、現在はArkhamの公式サイトでCoinbaseの保有資産情報も公開されています。
Arkhamはこれまでにも様々な大手取引所のウォレット情報を明らかにしてきており、今月は「Grayscale関連のオンチェーン資産を特定したこと」が発表されている他、「Robinhoodが大量のSHIBを保有していること」なども明らかにされています。
Grayscaleも大量のBTCを保有