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北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が保有する仮想通貨が判明|BTCなど67億円相当以上

ラザルスグループの保有資産データを公開

APT38としても知られる北朝鮮のハッカー集団「Lazarus Group」が、4,500万ドル(約67億円)相当以上の暗号資産を保有していることが明らかになりました。

これはスイス拠点の資産運用会社21Sharesの親会社である「21.co」が作成した、Lazarus Groupの暗号資産保有状況をまとめたダッシュボードの中に記載されているもので、2023年9月28日時点の合計残高は「45,639,548ドル(約68億円)」とされています。

21.coのチームは、米連邦捜査局(FBI)と米国財務省の外国資産管理局(OFAC)によって特定された295の仮想通貨ウォレットを追跡してこのデータを割り出しているとのことです。

ダッシュボードの中では、Lazarus Groupに関する「過去のハッキング事例・合計保有残高・ステーブルコインの合計保有残高・過去24時間の流入と流出・保有銘柄の詳細」などといった様々な情報がまとめられています。

ラザルスグループによるハッキングの事例

Lazarus Group(ラザルスグループ)が行った大規模なハッキングの事例としては以下のようなものが挙げられています。

ラザルスグループの保有銘柄

ラザルスグループが保有する暗号資産としては「BTCETHBNB・BUSD・stETH・AAVE・PAW」などが挙げられており、各銘柄の保有枚数や保有割合などについては以下のように報告されています(2023年9月28日時点)。

銘柄 保有量 価値 保有割合
BTC 1,600 4,193万ドル 91.58%
ETH 1,200 192万ドル 4.18%
BNB 5,000 106万ドル 2.31%
BUSD 640,000 64万ドル 1.40%
stETH 99.5 158,770ドル 0.35%
AAVE 990 59,590ドル 0.13%
PAW 3,250,000,000 24,930ドル 0.05%

なお、FBIは8月末にラザルス関連アドレスの特定を発表した際に「北朝鮮は4,000万ドル相当以上のBTCを現金化しようとする可能性がある」と報告していたため、今回報告されているデータの内容はこの内容とほぼ一致しています。

北朝鮮はハッキングで盗んだ暗号資産を”核ミサイルの開発”にも使用していると見られており、最近では「韓国政府が北朝鮮が盗んだ暗号資産を追跡・凍結できるようにするための法案を準備していること」なども報告されています。

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