仮想通貨現物ETFの申請を受付
香港証券先物委員会(SFC)は2023年12月22日に公開された通達文書の中で「暗号資産現物ETFの申請を受け入れる準備ができている」との発表を行いました。
今回公開された文書は「仲介業者の仮想通貨関連活動」に関する香港証券先物委員会(SFC)と香港金融管理局(HKMA)の方針を知らせるもので、仮想通貨関連の投資商品・仮想通貨取引サービス・暗号資産管理サービス・暗号資産関連のアドバイザリーサービスなどに関する方針の説明が行われています。
SFCの発表によると、ここ最近では「暗号資産関連投資商品の顧客向け販売」に関する仲介業者からの問い合わせが増加しているとのことで、SFCとHKMAは暗号資産関連のサービス提供を希望する仲介業者に対する既存のポリシーを見直したと報告されています。
このポリシーは最新の市場動向を考慮して更新されたもので『SFCは暗号資産先物ETFを認可しており、暗号資産現物ETFを含む、暗号資産にエクスポージャーを持つ他のファンドの認可申請を受け入れる準備ができている』との説明がなされています。
米国では既に多数の大手企業がビットコイン現物ETFなどの申請を行っており、現在は米SECの懸念点に対処して承認を得るための改良が続けられているため、仮想通貨業界では「近い将来には米国でビットコイン現物ETFが承認される可能性がある」と期待が高まっています。
専門家からは「米国でビットコイン現物ETFが提供開始されると数兆ドル規模の資金が仮想通貨業界に流入することになる」との意見も多数出ていますが、香港でもビットコイン現物ETFが登場した場合にはさらに多くの投資家が参加することになると予想されるため、今後の動向には注目が集まっています。
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