ビットコイン現物ETFのBTC保有量が「100万」を突破
世界のビットコイン現物ETFで運用されているBTCの合計が100万BTCを突破したことが明らかになりました。
ビットコインを長期的に購入し続けていることでも知られるマイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏は2024年5月27日に「Coinglass」のデータを引用する形でこのことを報告しており、「現在は32のビットコイン現物ETFで、サトシ・ナカモトが保有するBTCとほぼ同数のBTCが保有されている」と説明されています。
サトシ・ナカモトとは、ビットコインの生みの親として知られる匿名の人物または団体のことであり、推定約100万枚のビットコインを保有していると推測されています。
これはビットコイン供給量の約5%に相当する数量であり、大量のビットコインを保有しているマイクロストラテジーのBTC保有量も記事執筆時点で214,000枚程度であるため、今回のニュースには注目が集まっています。
Grayscale、BlackRock、Fidelityなどが上位
ビットコイン保有量が特に多いのは「Grayscale、BlackRock、Fidelity」などのビットコイン現物ETFで、上位5つのBTC保有量については以下のように報告されています。
ビットコイン現物ETF | BTC保有量 |
Grayscale Bitcoin Trust | 289,040 BTC |
iShares Bitcoin Trust | 287,168 BTC |
Fidelity Wise Origin Bitcoin Trust | 161,538 BTC |
ARK 21Shares Bitcoin ETF | 48,503 BTC |
Bitwise Bitcoin ETF | 36,185 BTC |
また、米国外のビットコインETFでは、世界で初めてローンチされたビットコイン現物ETFでもあるカナダの「Purpose Bitcoin ETF」が27,110 BTCを保有していると報告されています。
ビットコイン現物ETFは「JPモルガン・チェース」や「ウェルズ・ファーゴ」などの金融大手にも保有されている事が報告されていて、BlackRockは「政府系ファンドや年金基金のビットコインETF参入」を予想しているとも伝えられているため、今後もビットコイン現物ETFのBTC保有数量はさらに増加していくことになると予想されています。
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