イーサリアム(ETH)関連の開発企業であるConsensys(コンセンシス)は2024年7月3日に、仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)のセキュリティを強化する目的でWallet Guard(ウォレットガード)を買収したことを発表しました。
Wallet Guard(ウォレットガード)は、ユーザーのウォレット・仮想通貨・データを詐欺や盗難から保護するセキュリティツールの開発企業であり、詐欺被害防止に役立つブラウザ拡張機能などを提供しています。
コンセンシスは今回の買収を通じて、自己管理型ウォレットであるメタマスクにウォレットガードが提供する最先端のセキュリティ機能を統合し、ユーザーに最高の保護を提供することを目指すと説明しています。
仮想通貨業界ではハッキングや詐欺の被害が依然として続いており、2021年には30億ドル以上、2022年には37億ドル、2023年には17億ドル以上の仮想通貨が詐欺で盗まれたと伝えられています。
そのような詐欺は仮想通貨保有者や新規参入者にとって重要な脅威となっているため、ウォレットガードの買収・統合は仮想通貨ユーザーを脅威から保護して、新しいユーザーを迎え入れる強固な基盤を構築するための重要な一歩になると期待されています。
Wallet GuardチームはMetaMaskチームに加わり、メタマスク利用者を狙う詐欺やハッキングを未然に防ぐための複数の保護槽を構築するとのことで、詐欺検出機能の改善を行なって悪意のあるdAppsや詐欺からユーザーをリアルタイムで保護すると説明されています。
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