メタマスクにカルダノを追加できる「Cardano Wallet Snap」登場
MetaMaskを「カルダノ基盤DApps」に簡単接続
複数のブロックチェーンに対応した自己管理型ウォレットを展開している「NuFi Web3 Wallet」は2024年8月2日に、MetaMask(メタマスク)にカルダノ(Cardano/ADA)との互換性を追加できるオープンソースの拡張機能「Cardano Wallet Snap」を発表しました。
Cardano Wallet Snap(カルダノウォレットスナップ)は、メタマスクにカルダノとの互換性を追加できるオープンソースのメタマスク拡張機能で、利用者はメタマスクのシードからCardanoウォレットキーを生成して、メタマスクにCardanoアカウントを追加できると説明されています。
この機能によって、メタマスク利用者は追加のダウンロードや設定なしで、カルダノ基盤の分散型アプリケーション(DApps)にメタマスクを接続できるようになると伝えられています。
カルダノウォレットスナップは、カルダノの助成金プログラムである「Catalyst(カタリスト)」を通じて集められた資金で開発されたもので、何百万人ものユーザーがカルダノを利用できるようにすることを目的としています。
なお、メタマスクで提供されている「Snaps」は、MetaMaskウォレットに新しい機能を追加できるサービスで、第三者企業は独自の拡張機能を作成してユーザー向けに提供できるようになっています。
MetaMaskの利用方法はこちら
MetaMaskバージョン12.0.0で利用可能に
Cardano Wallet Snap(カルダノウォレットスナップ)は、ブラウザ拡張機能の管理機能を通じてメタマスクを「v12.0.0」に手動でアップデートすると利用できるとされています。
また、2024年8月12日以降にメタマスクが「v12.0.0」に自動アップデートされると、任意のカルダノDAppsにメタマスクを接続できるようになるとのことです。
メタマスクを「v12.0.0」に手動でアップデートしたい場合には、以下の手順で作業を進めることでアップデートすることができます。
- ブラウザ拡張機能のMetaMaskアイコンを右クリック
- 「拡張機能を管理」のボタンをクリック
- 表示された画面で現在のバージョンを確認できる
- アップデートしたい場合は画面上部の「更新」ボタンをクリック
- しばらく経つと最新バージョンにアップデートされる
開発者はこれらの作業を行った後に「https://staging.vyfi.io/」のサイトにアクセスするとサービスを試すことができるとも報告されています(エラーもある模様)。
Cardano Wallet Snapを利用すれば、世界中で広く利用されているメタマスクにカルダノとの互換性をもたらすことができるため、より多くのユーザーをCardanoエコシステムに迎えることができると期待されています。
>>カルダノ関連の最新ニュースはこちら
>>ウォレット関連の最新ニュースはこちら
こちらの記事もあわせてどうぞ
(NuFi Web3 Wallet公式発表)