ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ビットコイン（BTC）などの仮想通貨のマイニングを合法化する法律を承認したことが地元メディア「TASS」などの報道で明らかになりました。
この法律は「仮想通貨のマイニング、マイニングプール、マイニングインフラ運営者、アドレス識別子、マイニングプール活動を組織する個人」などといったマイニング関連の新しい概念に関する規定を定めたもので、「マイニング自体はデジタル通貨の発行ではなく、経済活動の一部として認識される」とも報告されています。
仮想通貨マイニングの権利を有するのは「デジタル開発省に登録されたロシアの法人および個人事業主のみ」とされていて、ロシア政府が定めるエネルギー消費量を超えない場合は登録を行なっていない個人でも仮想通貨をマイニングできると伝えられています。
この法律は2024年11月1日から施行される予定で、今後数ヶ月をかけてより具体的な規制要件が設定される予定とも報じられています。なお、マイニング関連の監督については、ロシア中央銀行・財務省・ロシア政府内の選ばれた閣僚など、複数の異なる機関が分かれて行うとのことです。
また、マイナーは仮想通貨マイニングで得られた仮想通貨に関する情報を政府機関に提供する必要があり、今回の法律によって仮想通貨の宣伝や無制限に他者へ提供することも禁止されることになると伝えられています。
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（TASS報道）