マイクロストラテジー会長も個人的にビットコインを保有|セイラー氏の保有額は?
米国のソフトウェア企業マイクロストラテジーの共同創業者兼会長であるマイケル・セイラー氏は2024年8月8日に、Bloomberg TVのインタビューで個人的なビットコイン保有量が10億ドル(約1460億円)を超えたことを明らかにしました。
セイラー氏は約4年前からビットコイン(BTC)を購入していて、以前は17,732BTCを取得していましたが、 その後は一度も売却せずに保有し続けているとのことです。同氏は今後もビットコイン購入を継続する意向を示していますが、現在の具体的な保有数は明かされていません。
なお、同氏の初期投資の平均購入単価は9,882ドル(約145万円)であるとされているため、現在の市場価格と比較すると約5.8倍の上昇を記録していることになります。
マイクロストラテジーは、2020年7月にセイラー氏が当時CEOとして主導し、インフレ対策としてBTCを財務資産に組み入れ始めました。過去4年間で、同社は総額83億ドルを投じ、226,500BTCを取得しています。
4年前の2020年8月のビットコインの価格は、日本円で約93万円(8800ドル)でした。この価格は、2020年のビットコイン半減期(5月)を迎えた後のもので、価格が上昇傾向にあった時期です。
また、マイクロストラテジーは2024年8月2日、新たに20億ドル(約3,000億円)を調達し、ビットコインを追加購入する計画を四半期報告で明らかにしていてます。
マイクロストラテジーだけでなく、BTCマイニング業界で世界最大級のMarathon Digital Holdings(MARA)は2024年8月6日に、7月のビットコイン保有報告を発表しており、同社が2024年7月に保有するビットコインを2,282 BTC(約190億円相当)増やしたことが明らかにされています。
セイラー氏の積極的な投資姿勢は、同社の戦略にも反映されており、マイクロストラテジー社は過去4年間で226,500BTCを取得し、さらに20億ドルの追加投資を計画しています。
同様に、マイニング大手のMarathon Digital Holdingsも保有量を増やすなど、機関投資家のビットコイン需要が依然として高いことが示唆されています。
2020年からの価格上昇を背景に、これら大手企業の動向が仮想通貨市場に与える影響について、業界関係者の注目が集まっています。
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(Bloomberg報道)