米金融大手の「State Street Global Advisors」と「Galaxy Asset Management」が、新たに3つの仮想通貨関連ETF(上場投資信託)を立ち上げたことが明らかになりました。
新たに立ち上げられた仮想通貨関連ETFは以下の3つで、それぞれに「SPDR Galaxy」というブランドが付けられています。
- SPDR Galaxy Digital Asset Ecosystem ETF(DECO)
- SPDR Galaxy Hedged Digital Asset Ecosystem ETF(HECO)
- SPDR Galaxy Transformative Tech Accelerators ETF(TEKX)
これらのETFは、Web3分野の成長を活用することを目的としたもので、株式・現物仮想通貨・ETF・先物などを組み合わせたポートフォリオで構成されています。
DECOとHECOは、仮想通貨・ブロックチェーン・Web3業界の成長で恩恵を受ける可能性のある企業に投資している他、仮想通貨ETFや先物などにも投資しており、TEKXはブロックチェーンや人工知能(AI)などの先端技術に焦点を当てたETFとなっています。
State Street Global Advisors(SSGA)が公開しているDECOの詳細ページには、DECOのポートフォリオに「マイニングなどの仮想通貨関連企業の株式」や「仮想通貨ETF」などが組み込まれていることが記載されているため、幅広い構成になっていることがわかります。
仮想通貨関連の投資は数年前までは「匿名銘柄への現物投資」が主流となっていましたが、ここ最近では「マイニング企業、仮想通貨ETF、仮想通貨関連企業の株式」など投資先が多様化してきています。
最近では日本国内で暗号資産取引所を展開している暗号資産交換業社が上場計画を発表する事例なども出てきているため、今後は仮想通貨・ブロックチェーン関連の投資機会がさらに拡大していくことになると予想されます。
国内2社から上場計画の発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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