カルダノ憲法委員会ポータル、メインネットで公開
カルダノ(Cardano/ADA)の開発・運用をコミュニティ主導で行うための分散型組織であるIntersect(インターセクト)は2024年9月20日に、カルダノ憲法委員会ポータル(CC-Portal)がメインネットで正式に公開されたことを発表しました。
Intersect(インターセクト)は、カルダノをより分散化された形で運営していくためのコミュニティ主導組織であり、現在はインターセクトの日本支部となる「Intersect Japan Hub」なども立ち上げられています。
憲法委員会(Constitution Committee)は、真の分散化フェーズに突入したカルダノの分散型ガバナンスを支える3つの主要統治機関の1つで、カルダノガバナンスを監督する責任を持つメンバーや組織によって構成されています。
現在のカルダノでは、分散化フェーズにおける第一段階として暫定憲法委員会(ICC)が設置されていますが、今回の発表では暫定憲法委員会と暫定カルダノ憲法に関する情報にアクセスできるポータルがメインネットで公開されたことが報告されています。
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カルダノ憲法委員会ポータルがメインネットで公開されました!カルダノエコシステムにおけるガバナンスと透明性をどのように強化しているがをご覧ください。詳細:https://bit.ly/CCPortalLive
カルダノ憲法委員会ポータルの概要・機能について
カルダノ憲法委員会ポータル(CC-Portal)の概要や主な機能などについては以下のように説明されています。
カルダノ憲法委員会ポータルとは?
カルダノ憲法委員会ポータル(CC-Portal)は、暫定期間中のカルダノガバナンスを監督する暫定憲法委員会(ICC)の行動や決定をユーザーが確認・調査できるようにする主要なガバナンスツール。
このポータルでは以下のような重要情報を確認することが可能で、これらの情報を一般公開することによって、カルダノコミュニティのメンバーがブロックチェーンのガバナンスに積極的に参加して、最新の状況を把握できるようにしている。
- ICCメンバーの情報
- ガバナンスアクションに対するICCメンバーの投票状況
- 各投票の理由
- 暫定憲法の詳細
CC-Portalの主な機能
CC-Portalは、カルダノコミュニティのメンバーとICC参加者に対して、ガバナンスに関与するための包括的なツールを提供する。主な昨日は以下の通り。
【コミュニティ向けの機能】
- 暫定憲法の閲覧
ユーザーは暫定カルダノ憲法を閲覧して更新内容を確認したり、憲法がどのように進化しているかを調べることができる。ポータルを使ってセクション間を簡単に移動したり、最新の変更点を追跡することが可能。 - ICCの確認
コミュニティメンバーは、ICCメンバーのオフチェーンプロフィールを閲覧し、主要なガバナンスアクションに対してどのように投票したかや、その決定理由を確認できる。この透明性により、ICCメンバーの説明責任が強化され、カルダノの方向性に関する議論が深まる。
【ICCメンバー向けの機能】
- オフチェーンプロフィールの作成・管理
ICCメンバーは、CC-Portal内で直接プロフィールを作成・管理できる。これにより、メンバーの職歴やブロックチェーンに関連する経験など、ガバナンス上の役割に関連する情報を共有できる。 - 投票理由の説明書類作成
ICCメンバーは、投票に至った理由を説明するメタデータドキュメントを作成し、意思決定の背景を説明できる。これにより、コミュニティ内での対話が促進され、理解が深まる。
CC-Portalの管理方法
CC-Portalは、GovToolなどのような他のガバナンツツールと同様に、Intersectを通じてカルダノコミュニティによって所有・管理されている。
このオープンソースプラットフォームはApache 2.0ライセンスの下で運営され、開発者やコミュニティメンバーが貢献し、さらに発展させることができるようになっている。オープンソースコードは「IntersectMBO/CC-Portal」で確認可能。
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Souce:Intersect公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用