全人類に「1,000 ORB」を無料配布
World(旧ワールドコイン)が新たにローンチした独自ブロックチェーンであるWorld Chain(ワールドチェーン)を活用した初のトークンとなる「ORB」が請求可能になったことが明らかになりました。
World Chain(ワールドチェーン)は、人間のために設計された新しいL2ブロックチェーンであり、2024年10月18日にメインネットが正式ローンチされています。
今回リリースされた「ORB」は、ワールドの虹彩スキャンによる生体認証装置「Orb」とは異なるもので、Worldの人間認証技術をトークン配布に活用した初のトークンとなっています。
このトークンは生体認証で「World ID」を取得したすべての人に「1,000 ORB」のみ付与される仕組みで、請求期限はないものの、生涯に1度しか請求できないため、『全人類に平等に配布されるワールドチェーン初のトークン』として紹介されています。
ORBが昨日ローンチされました。
ワールドチェーン初のトークンで、全ての人に平等に配布されます。
World IDで今すぐ請求しましょう。
ORBトークンの請求方法
ORBを受け取りには「World ID」の取得が必須で、World ID保有者はWorld Appに「ORB」というミニアプリを追加して請求するか、「専用ページ」にウォレットを接続してWorld IDによる認証を行うことによって請求することが可能となっています。
なお、World IDは生体認証装置「Orb」が設置されている場所で取得することが可能で、Orbの設置場所もWorld App内で確認できるようになっています。
【World Appを用いたORB請求手順】
- World Appで「ORB」のミニアプリを取得
- ORBのミニアプリを開いてログインする
- 「World IDで確認」のボタンをタップ
- 確認作業を完了するとORBが付与される
ORB:すべての人間に平等なトークンの誕生
ORBは、虹彩スキャンによる生体認証で「World ID」を取得して”人間であること”を証明した全ての人に1,000 ORBのみが付与される「すべての人間に平等なトークン」となっています。
ORBは「仮想通貨は歴史上最大規模の富の移転方法の1つを生み出したが、事前採掘・事前販売・個人投資家の大量保有など、何らかの不平等な形で仮想通貨の分配が行われている」と指摘しています。
仮想通貨ORBはそのような不平等さを排除した全ての人間に平等なトークンで、『ORBをどのように活用するかはあなた次第だ』とも説明されています。
なお、記事執筆時点でORB保有量はWorld Appに表示されないものの、World Chainのエクスプローラーで自分のウォレットアドレスを検索すれば、ORBを含めたすべての保有資産を確認することができます。
毎日請求できるトークン「ORO」も登場
World Appのミニアプリストアでは、1日に1回請求OROトークンを請求できる「ORO」というアプリもリリースされています。
ORBは生涯に一度「1,000 ORB」しか請求できませんが、OROは1日に1回「1 ORO」を請求することが可能で、OROもWorld ID保有者が請求できるようになっています(※OROは24時間毎に1回請求可能、請求しなければ獲得できない仕組み)。
ORBとOROは、World Appストアで4位と5位にランクインしました。
ORB:生涯に1回請求可能
ORO:1日に1回請求可能
ORBとOROはどちらもWorld Chainでリリースされたトークンとなっています。今後はWorld Chainを活用したトークンやサービスがさらに増えていくことになると予想されるため、新たな発表やWorldエコシステムの拡大などにも注目です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:ORB公式発表から引用