ワールドコイン(WLD)助成金プログラムを強化|重点分野・カテゴリーの更新報告も
助成金申請の随時受入&継続的な審査
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)を運営するワールドコイン財団は2024年10月2日に、ワールドコインの助成金プログラムを刷新して、随時申請を受け入れ、継続的に審査を行うシステムに移行することを発表しました。
助成金プログラムは、ワールドコイン関連の開発や取り組みを行う人々に助成金を提供することによって技術活用を促進するためのものであり、2024年6月には助成金プログラム第1期の受給者に選ばれた16社も発表されています。
従来の助成金プログラムは、一定期間毎に支援希望者を募集するラウンドベースの仕組みになっていましたが、今回の発表では助成金プログラムを「継続的な申請システム」に移行することが発表されています。
今回の変更によって、助成金応募者は助成金ラウンドを待つことなくいつでも提案を提出できるようになるとのことで、プロジェクト支援をスムーズに行えるようになり、イノベーションを促進することができると期待されています。
The Worldcoin Foundation has revamped its grants program, now offering continuous applications and rolling reviews. Builders can submit proposals anytime, with updated focus areas and categories.
— Worldcoin Foundation (@worldcoinfnd) October 2, 2024
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Worldcoin財団は助成金プログラムを刷新し、随時申請を受け入れ、継続的に審査を行うようにしました。開発者はいつでも提案を提出することが可能で、重点分野やカテゴリーも更新されています。
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新しい助成金プログラムの主な変更点・重点分野・応募方法と参加方法については以下のように報告されています。
助成金プログラムの主な変更点
- いつでも応募可能に
支援希望者は次の助成金ラウンドを待つことなく、1年間を通していつでも提案書を提出することができるようになる。 - 継続的に審査を実施
ワールドコイン財団は、支援希望者に素早く返答してプロジェクトをサポートするために、継続的に提案内容の評価を行う。 - 提案依頼書(RFP)の更新
現在の技術ニーズと将来の成長分野により合致できるよう、提案依頼書(RFP)のリストを改善。 - 新しいカテゴリの追加
Worldcoinコミュニティ内の特定の関心分野に対応するように設計された新しいカテゴリを導入。
助成金プログラムの重点分野
- World ID アプリケーション
ワールドコインが提供する人間であることを証明するデジタルID「World ID」の創造的な活用方法を示す実装。 - デジタル ID ソリューション
分散型IDの発展に寄与し、新しい身分証明方法や個人データ管理におけるユーザー中心のアプローチを探求するプロジェクト。 - 成長イニシアチブ
Worldcoinのユーザー基盤を拡大したり、オンボーディングプロセスを改善したり、ワールドコインの理解と採用を促進するための教育リソースを作成する提案。 - ガバナンス・イノベーション
Worldcoinの分散化に貢献するアイデア、コミュニティの意思決定プロセスを強化するアイデア、World IDを活用した新しいガバナンスモデルを探求するアイデア。 - 開発者体験とツールの改善
堅牢なSDK、APIの拡充、ドキュメントの改善、または開発フレームワークの作成に焦点を当てた、ワールドコインの技術統合や活用を容易にするプロジェクト。
助成金プログラムの応募方法・参加方法
ワールドコインの助成金プログラムに興味がある場合は「オンラインポータル」を通じていつでも提案を提出することが可能。
応募する前には、更新された提案依頼書(RFP)の内容をよく確認して、自分のプロジェクトがワールドコインの現在の重点分野に合致していることを確認することが重要。
ワールドコインの更なる技術活用に期待
ワールドコインの助成金プログラム第1期では、ソラナ(Solana/SOL)のブロックチェーン上でWorld IDを使用できるようにする取り組みなどにも資金提供が行われていて、今年9月には助成金を獲得したWormholeから「ソラナにWorld IDを導入する取り組みを成功させたこと」も報告されています。
助成金プログラムの刷新で支援プロジェクトが継続的に募集されるようになれば、ワールドコインの技術活用を進めるプロジェクトがさらに増加することになると予想されるため、今後はワールドコイン(WLD)やWorld IDを活用したサービスが続々と登場していく可能性もあると期待されます。
World IDは日本で提供されているサービスでも技術活用が進んできているため、新たな採用報告などにも注目です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:ワールドコイン財団公式発表から引用