Infinexが6,770万ドル資金調達|ピーター・ティール氏のVCやヴィタリック・ブテリン氏など出資
InfinexがNFTで資金調達
Infinexが2024年10月28日に公式X(Twitter)アカウントで、6,770万ドル(約100億円)の資金調達に成功したと発表しました。
InfinexはポストCEXを掲げ、Web3関連のサービスを統合し、高いUXを実現しながらDeFiなどにアクセスできるようにすることに焦点を当てたプロジェクトです。Infinexは、VC・エンジェル投資家・コミュニティなどを対象に、Patron NFTを販売することで、資金調達を行っていました。
We are thrilled to announce the completion of our $67.70M Patron Sale with support from leading founders, foundations, funds and communities across the onchain ecosystem.
— Infinex (@infinex_app) October 28, 2024
Infinex is ushering in the next phase of our industry, the "post-CEX era". pic.twitter.com/MVxrObVrbn
オンチェーンエコシステム全体の主要な創設者、財団、ファンド、コミュニティからの支援を受けて、6,770万ドルのPatronセールが完了しました。Infinexは、業界の次の段階である「ポストCEX時代」の到来を告げます。
Infinexの発表によると、今回の資金調達で総額6,770万ドルを調達することに成功しました。参加者には、PayPalの共同創業者であるピーター・ティール氏のVC「Founders Fund」、イーサリアム(Ethereum)共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏、ソラナ(Solana)共同創設者のアナトリー・ヤコヴェンコ氏が含まれています。
VCでは「Wintermute Ventures」、「Framework Ventures」、「Solana Ventures」などの出資が発表されました。この他にも、主にWeb3業界から著名なプロトコルやエンジェル投資家の名前が挙がっています。
今回のセールは14日間・4回にわたって行われ、Infinexによると、単一のNFTセールとしてはこれまでで最大の規模になりました。
Infinexの概要
Infinexはマルチチェーンをサポートし、さまざまなチェーンやプロトコルに1つのInfinexアカウントでアクセスできるアプリケーションの構築を目指しています。
複数のプロトコルにアクセスできるInfinexのアカウントは、生体認証で保護されており、非カストディアルでありながらシードフレーズ不要で復旧が可能です。
この他にも非カストディアルでありながら、ガスレス、ブリッジ不要などの特徴を持っています。
全体的な設計は高いUXを持つウォレットに近いものの、それだけではなく、1つのアカウントでオンチェーンに関するさまざまなサービスにアクセスできるようにすることに焦点を当てています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.9円)
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Souce:Infinex公式Xアカウント
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成