NFT関連企業SUSHI TOP MARKETING「三菱UFJキャピタル」など5社から資金調達
2024年8月26日、東京を拠点とするSUSHI TOP MARKETING株式会社が、シリーズA資金調達の完了を発表しました。
この資金調達では、既存投資家からの追加出資に加え、新たにキャナルベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、電通ベンチャーズSGPファンドの3社が株主として参画しています。
SUSHI TOP MARKETINGは、NFT(非代替性トークン)を活用したマーケティングとコミュニケーションデザインを専門とする企業です。創業以来、鉄道、小売、通信、銀行など多岐にわたる業種でNFTマーケティングの導入支援を行ってきました。
調達した資金は、技術開発、人材採用、国内外でのマーケティング活動強化に活用される予定です。これにより、同社が提唱する「トークングラフマーケティング」の更なる発展と普及が期待されています。
SUSHI TOP MARKETINGの代表取締役である徳永大輔氏は、「トークングラフマーケティングは日本の強みであるアニメや漫画などのIPとも親和性が高く、ブロックチェーンが国境を超えた規格であることから、将来的には日本の競争力を高める新産業となります」と述べています。
新規投資家の一つであるキャナルベンチャーズのアソシエイト戸田達也氏は、「NFTを活用したトークングラフマーケティングによって、新しいコミュニケーションを創造するという大きなテーマに共感しました」とコメントしています。
三菱UFJキャピタルの投資第二部次長小西健人氏も、「NFTを活用したマーケティング支援という新たな手法と、企業側へのNFT配布・コンテンツ管理・顧客管理のシステムに魅力を感じました」と述べ、期待を寄せています。
電通ベンチャーズSGPファンドの坪田豊氏は、「NFTひいてはオンチェーンを活用したマーケティングの本格的な社会実装を目指して、電通グループ全体のケイパビリティを活用して協業を加速したい」と意欲を示しています。
SUSHI TOP MARKETINGが提唱するトークングラフマーケティングは、NFT配布を通じて企業とユーザーがストーリーを持ってコミュニケーションできる革新的な手法です。これにより、プライバシー情報を保護しながら既存ユーザーのエンゲージメント向上や新規ユーザーとのタッチポイント創出が可能となります。
NFTマーケティングは、2021年にはほとんど企業で導入されていませんでしたが、ここ3年で大手通信事業者が暗号資産ウォレットを発表したり、金融機関がデジタル証券をリリースしたりするなど、様々な業種で広がりを見せています。
SUSHI TOP MARKETINGは、この資金調達を機に、NFTマーケティングをグローバルで通用するデジタルマーケティングの新カテゴリとして確立させることを目指しています。業界関係者からは、同社の技術力とNFTの融合により、新たな市場が形成されることへの期待の声が上がっています。
近年、暗号資産市場でもNFTは注目を集めています。イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で主に発行されるNFTを活用したマーケティング手法は、今後さらなる発展が見込まれます。SUSHI TOP MARKETINGの取り組みが、日本のデジタルマーケティング業界にどのような変革をもたらすのか、今後の展開が注目されます。
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Souce:SUSHI TOP MARKETING公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:SUSHI TOP MARKETING公式発表から
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