
カナリーキャピタル、初のスイ(SUI)現物ETFをSECに申請
仮想通貨「スイ(SUI)」現物ETF、SECに提出
仮想通貨投資企業のCanary Capital(カナリーキャピタル)は2025年3月17日に、スイ(SUI)現物ETFの申請書をSECに提出しました。
今回提出された申請書類によると、Sui ETFはSuiの現物価格に連動する仕組みを採用しており、Suiを対象とした初のETFとしてSEC(米国証券取引委員会)の審査が注目されています。
カナリーキャピタルはこれまでに、ソラナ(SOL)、ライトコイン(LTC)、XRP、ヘデラ(HBAR)などの仮想通貨ETFも申請しており、幅広い仮想通貨市場への投資機会を提供する戦略を進めています。
カナリーキャピタル「ヘデラETF」申請
注目を集めるスイ(Sui)
スイは、高速かつ低コストなブロックチェーンプラットフォームとして成長を続けています。
特に2024年以降、開発者向けのエコシステム拡充が進んでおり、スマートコントラクトを活用した分散型アプリケーション(dApps)の開発が活発化しています。
また、2024年11月には、Sui財団が大手資産運用会社Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)と戦略的パートナーシップを締結し、新技術の開発を行なっていくことを発表しており、市場の信頼度が大幅に向上している背景があります。
スイ(SUI)をもっと詳しく
SECの規制緩和がETF市場を後押し
カナリー・キャピタルの創業者であるスティーブン・マクラーグ氏は「SECの委員長候補であるポール・アトキンス氏が正式に承認されるまでは、大きな進展は見込めない」との考えを示した上で次のように述べています。
SECの規制方針が変化しており、仮想通貨ETFにとって追い風だ。
2025年末までにこれらの多くが承認されるだろうと私は考えている。
SECがスイETFを承認すれば、仮想通貨市場にとって新たな節目となると考えられています。
現在、複数の仮想通貨ETF申請が進行中であり、今後のSECの判断が市場にどのような影響を与えるかが注目されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=円)
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Souce:Canary Capital提出書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用