UAEのデジタルバンク「Ruya」仮想通貨取引を提供する世界初のイスラム銀行に

UAEのデジタルバンク「Ruya」仮想通貨取引を提供する世界初のイスラム銀行に(UAE's Digital Bank 'Ruya' Becomes World's First Islamic Bank to Offer Cryptocurrency Trading)
目次

BTCなどの仮想通貨取引サービス提供へ

アラブ首長国連邦(UAE)のイスラム系デジタル銀行である「Ruya」は2025年4月25日に、Ruyaが仮想通貨(暗号資産)の取引サービスを提供する世界初のイスラム系銀行になることを発表しました。

Ruyaは、イスラム法(シャリーア)に則って規定された金融取引や金融サービスを提供するイスラム系のデジタルバンクであり、UAE中央銀行から認可を受けて銀行サービスを提供しています。

仮想通貨取引サービスは、仮想通貨分野でライセンスを取得している大手企業「Fuze」との提携を通じて提供されるとのことで、モバイルアプリを通じてビットコイン(BTC)を含む暗号資産を売買できるようになると報告されています。

この仮想通貨取引サービスは、イスラム法に則って長期的な資産形成をサポートするRuyaの投資プラットフォームの一環として提供されるもので、公式発表では「このサービスはセキュリティ、ユーザーフレンドリーな操作性、イスラム金融倫理に完全に準拠していることが保証されている」とも説明されています。

あなたの価値観と一致する金融の未来が今ここに!私たちは「Ruyaが暗号資産を提供する世界初のイスラム系デジタル銀行となること」を発表できることを嬉しく思います。

完全な透明性、明確な目標、そして「Fuze」の支援のもと、この新機能をまもなくご利用いただけるようになります。

続報をお楽しみに!

仮想通貨分野で急成長するアラブ首長国連邦

公式発表では、アラブ首長国連邦が中東・北アフリカ(MENA)地域における仮想通貨のハブ(中心地)として急成長していることも強調されており、2024年6月までの1年間では同国における暗号資産の受け取り額が300億ドルを超えて、前年比42%という驚異的な成長を記録したとも説明されています(地域平均11.7%の約4倍)。

RuyaのCEOであるクリストフ・コスター氏は「暗号資産を投資プラットフォームに統合することによって、持続可能かつ責任ある形でデジタル経済に参加できるようお客様を支援する」とコメントしており、Ruyaのサービスで提供される暗号資産がすべてイスラム法に準拠していることも説明しています。

また、Fuzeの共同創業者兼CEOであるモハメド・アリ・ユスフ氏は「Ruyaとの提携は暗号資産を日常的な銀行サービスの一部にするための大きな一歩だ」と述べた上で「最先端のインフラを持つFuzeと、倫理的なイスラム銀行業に取り組むRuyaがタッグを組むことで大きなシナジーが生まれる」と語っています。

仮想通貨業界はこの数年間で急速に成長しており、最近では大手企業や国家規模のビットコイン購入に関するニュースも増えてきていますが、イスラム系デジタル銀行であるRuyaで仮想通貨取引サービスが提供開始されることによって、今後はさらに多くの資金が仮想通貨市場に流入し、仮想通貨市場の成長も促進される可能性があると期待されます。

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

source:Ruya発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

  • URLをコピーしました!

Written by

BITTIMES編集部は、2016年より仮想通貨・ブロックチェーン分野に特化したニュースを継続的に発信しており、これまでに公開した記事数は10,000本を超える。
国内外の公式発表や業界関係者の声明、信頼性の高い海外メディアの情報をもとに、最新のWeb3動向を正確かつ迅速に読者へ届けることを使命としている。

仮想通貨ニュース|新着

仮想通貨入門 - 基礎知識

市場分析・価格予想

目次