シバイヌがUAEエネルギー・インフラ省と提携|国家規模で「ShibOS」活用へ
国家規模でブロックチェーン技術活用
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)がアラブ首長国連邦(UAE)の政府機関であるUAEエネルギー・インフラ省(MoEI)と提携し、国家規模でブロックチェーン技術を活用していくことが明らかになりました。
UAEエネルギー・インフラ省(MoEI)は、アラブ首長国連邦のエネルギー・インフラ・住宅・輸送部門に関する政策立案や管理を担う重要な政府機関であり、エネルギー政策の推進・インフラの整備と管理・持続可能性の推進・住宅政策・輸送の近代化など様々な取り組みを行っています。
今回の提携はSHIB関連サイトの「Shib.io」を通じて2025年2月4日に発表されたもので、「このパートナーシップによって、世界初となる国家規模でのブロックチェーン統合が実現される」と説明されています。
SHIBチームは「これは単なる仮想通貨パートナーシップではなく、シバイヌのオペレーティングシステムである"ShibOS™"をUAE全体で統合する国家的プロジェクトである」と説明しており、UAEエネルギー・石油問題担当次官のシャリフ・アル・オラマ氏は次のようにコメントしています。
シバイヌの分散型ソリューションは、ネットゼロ目標(*1)の強化やエネルギーおよびインフラの管理の近代化を進めるにあたり、我々がグローバルな革新者であり続けるという使命に完全に合致します。
(*1)ネットゼロ目標:温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスをとり、正味の排出量をゼロにすることを目指す目標のこと。
UAEが活用を進める「ShibOS™」とは?
ShibOS™は、Web3技術を活用していくために必要な様々なソリューションを備えた完全分散型のオペレーティングシステムであり、「ShibOS™の説明ページ」では以下のような合計36のソリューションが紹介されています。
- Shib Alpha Layer
- FHE-Powered Identity Stack
- FHE-Powered Shibarium
- FHE-Powered Execution Rollups (L3)
- Super HUB FUN
- Shiba Inu Doggy DAO
- Bury 2.0
- WOOF Wars
- Karma Engine
- Reputation
- Tournaments Engine
- Gamified Rewards
- Network State Analytics Engine
- Shib Finance
- SHIB Business
- 16 HUB Messaging
- Encrypted Personal Data Storage
- SHIB Pay
- Shib Account Abstraction & Gasless SDK
- Shib Wallet
- SHIB Name Service
- Shib Marketplace
- The Shib
- The Shib Daily
- SHIboshis
- SHEboshis
- MV Land NFTs
- The Shib NFT Collection
- Play with Shib
- NNFTs
- Shib The Metaverse
- Woofvertising
- ShibArmy Influencer Marketplace
- AI Agents Dashboard
- Shib Attestation Service
- Shib Events & Ticketing Engine
UAEエネルギー・インフラ省との提携に関する公式発表ページでも「SHIBエコシステムはWeb3を支える完全分散型オペレーティングシステムである」と説明されていて、これによって以下のようなことが可能になると記載されています。
- スマートガバナンスとAI自動化
- 分散型金融(DeFi)と資産トークン化
- 持続可能エネルギーとグリーンインフラ
- 完全準同型暗号化(FHE)による安全で許可不要なデータ共有
UAEエネルギー・インフラ省が進める取り組みは?
UAEエネルギー・インフラ省は5日のX投稿で、シバイヌとの提携を通じてエネルギーやインフラ分野にブロックチェーン技術を統合し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していくと説明しています(※該当ポストは削除済み)。
シバイヌとのパートナーシップは、私たちの革新と最先端のデジタルソリューションへの取り組みを反映しています。エネルギーやインフラ分野へのブロックチェーン技術の統合は、デジタルトランスフォーメーションを推進し、私たちの未来へのビジョンに沿った形で貢献します。
具体的にどのような技術が活用されるかは明らかにされていないものの、SHIBエコシステムでは「高性能L2、プライバシー重視のL3、デジタルID、完全準同型暗号、分散型自律組織、メタバース、ウォレット、決済、ゲーム」など様々なサービスが展開されているため、今後の詳細発表などにも注目です。
また「The Technology Express」の報道では「同様のパートナーシップについて、2番目の国の政府との協議がすでに進行中」とも報告されているため、今後のさらなる提携拡大などにも期待が高まっています。
SHIBのリード開発者であるShytoshi Kusama氏は昨年11月に、米国の都市にイノベーションとブロックチェーンのための戦略的ハブを設立することを目指す「S.H.I.B.」イニシアチブを米大統領や関係者向けに提案していたため、SHIB関連技術を国家規模で活用していく準備はすでに整っていると考えられます。
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