BTC給与が3倍、スアレス市長「長期視点を重視」
米フロリダ州マイアミ市のフランシス・スアレス市長は2025年11月6日、Fox Businessのインタビューで、自身がビットコイン(BTC)で受け取っている給与の価値が「開始時から300%増加した」と明らかにしました。
フランシス・スアレス氏はビットコイン支持派で、市長給与をビットコインで受け取る取り組みをいち早く開始した人物として知られています。
同市長が給与の一部をビットコインで受け取り始めたのは2021年末で、同年11月には「次の給与を100%ビットコインで受け取る」と宣言しています。
また、直近のビットコイン価格下落について同氏は「短期的な変動は全く気にしていない」と語り、ビットコインが「人々が信頼を置ける価値の保存手段」となるマクロ的観点や、DeFi(分散型金融)、仮想通貨市場、AIなどの技術発展が将来に与える影響に注目していると述べました。
給料の100%をBTCで受け取る
ビットコインで報酬を得る著名人たち
スアレス市長のほかにも、ビットコインで報酬を受け取る著名人は増えつつあります。
米ニューヨーク市のエリック・アダムス現市長は2022年1月、市長としての初めての給与をビットコインとイーサリアム(ETH)に自動変換して受け取りました。
また、NFL(米プロアメリカンフットボールリーグ)の著名選手オデル・ベッカム・ジュニア氏は2021年、ロサンゼルス・ラムズとの契約で年俸の一部約425万ドル(約6.5億円)をビットコインで受け取っています。
同氏は2024年11月、ビットコインが史上最高値を更新した際にX(旧Twitter)上で「ラムズの給与をビットコインで受け取るのは愚かだと言ったのは誰だ?」と投稿し、自身の決断が正しかったことをアピールしました。
さらに、NFL元選手のラッセル・オクン氏は2020年に契約金1,300万ドルの半分である約650万ドル(約1億円)をビットコインで受け取りました。
その保有ビットコインの評価額は2024年末当時で約2,000万ドル(約30億円)に達したと伝えられており、ビットコインで給与を受け取る選択が実際に大きな利益を生む可能性を示す一例となっています。
スアレス市長の今回の発言により、ビットコインによる報酬受け取りの将来性が改めて注目されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.93 円)
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Source:Fox Businessインタビュー
サムネイル:AIによる生成画像




























