Numo、ビットコイン初のタップ決済「スマホのみで受付」が可能に

Numo、ビットコイン初のタップ決済「スマホのみで受付」が可能に

この記事の要点

  • Numoが2026年2月24日、店舗向けBTC決済アプリを公開
  • Androidスマホが専用端末不要の決済機に
  • ビットコイン初のタップ決済ソリューションと説明
  • 手数料無料で加盟店が全額受け取り可能
  • 店舗向けビットコイン決済の導入手段が拡大
目次

Numo、店舗向けBTCタップ決済を提供開始

ビットコイン(BTC)向けのタップ決済ソリューションを開発するNumo(ヌーモ)は2026年2月25日、店舗向けにAndroid対応の無料・オープンソースのタップ決済アプリをリリースしたと発表しました。

NFC(近距離無線技術)機能を搭載したAndroidスマートフォンをそのままビットコインの決済端末として利用でき、専用ハードウェアを必要としない点が特徴となっています。

店舗スタッフが端末をかざすことで、Apple PayやGoogle Payと同様の非接触操作で数秒のうちに決済が完了するとされています。

Numoは公式Xへの投稿で「Tap. Beep. Done.(タップして、鳴って、完了)」と表現し、ビットコイン決済を日常的なタッチ決済と同様の操作で完了できる点を強調しました。また同社はこの仕組みを「ビットコイン初のタップ決済ソリューション」と説明しています。

タップして、鳴って、完了

ビットコイン初の「タップ決済」ソリューションが登場

無料かつオープンソースでプライバシーを標準で保護

それが「Numo」

また同アプリは、プラットフォーム手数料も設定されておらず、加盟店は受け取った取引額をそのまま保持できる仕組みとなっています。

現時点ではAPKファイル形式で公式サイトから直接ダウンロードが可能となっており、Google Playストアでの公開も近日中に予定されています。

>> Numo公式サイト

POS機能も搭載、在庫・履歴・オフラインに対応

店舗端末がタグ化、タップで決済が完了

Numo公式サイトによれば、同アプリの技術基盤には、ビットコイン上に構築されたオープンソースの電子キャッシュプロトコルであるCashu(キャッシュ)が組み込まれています。

決済の流れとしては、店舗側のAndroid端末がNFCタグをエミュレートし、顧客側のCashuウォレットがそのタグを読み取って決済トークンを書き込むという方式を採用しています。

この一連の処理はわずか数秒で完了するとされており、既存のカード型タッチ決済に近い操作性でビットコイン決済を実行できる仕組みとなっています。

Lightningウォレットからの支払いも受付

Cashuによる決済に加えて、Lightning Network(ライトニングネットワーク)の請求書にも対応しており、Lightning対応のビットコインウォレットを持つ顧客からの支払いも受け付けることができると同社は説明しています。

この二重対応により、電子キャッシュ方式とLightning方式の双方を通じて、異なる決済手段を利用するユーザーからの支払いを受け付けることが可能となっています。

店舗側が受け取った決済はCashuのミント上に電子キャッシュとして保管され、設定した残高に達した時点で店舗のLightningアドレスへ資金が送金される仕組みも備わっています。

この自動引き出し機能により、店舗側は売上管理の負担を抑えつつ資金を管理できる設計だと同社は説明しています。

オフライン決済にも対応、店舗運用を想定

アプリにはPOS(販売時点情報管理)としての機能も充実しており、同社によると、在庫管理、決済履歴の追跡、チップ機能、さらにオフライン決済のサポートも搭載されています。

加えて、セルフホスト型のビットコイン決済インフラであるBTCPay Server(BTCペイサーバー)との統合も現在開発段階にあり、同社は既存の同インフラ利用店舗にとっても導入しやすい環境整備を進める方針です。

Numoのプロジェクトは全コードがMITライセンスのもとで公開されており、OpenCash(オープンキャッシュ)の支援のもとで開発が行われています。

導入障壁を下げる「端末レス」設計

開発チームは声明の中で「ビットコイン決済はスマートフォンをタップするだけで簡単に行えるべきだ」と述べ、NFC対応のAndroid端末があれば専用の決済端末を用意することなく店舗で利用できる点を強調しています。

これまで、小売店舗がビットコイン決済を導入する際には専用端末の導入や関連システムの構築が必要となる場合が多く、初期コストや運用負担が導入の障壁とされてきました。

Numoは既存のスマートフォンのみで決済受け取りを完結できる設計を採用しており、追加機器を必要としない点で店舗側の導入障壁を下げる手段の一つとして位置づけられます。

端末型とスマホ型、BTC決済の導入手段が多様化

店舗におけるビットコイン決済を巡っては、大手決済プラットフォームによる対応拡大の動きが続いています。

決済大手のBlock(ブロック)が展開するSquare(スクエア)は2025年5月、ビットコイン決済への対応方針を発表し、Lightning Networkを活用した端末決済を2026年にかけて対象加盟店全体へ拡大する計画を明らかにしました。

PayPal(ペイパル)も同年7月、店舗向け仮想通貨決済機能「Pay with Crypto」の提供を開始しており、ビットコインを含む複数の仮想通貨をリアルタイムで法定通貨に変換し、決済に利用できる仕組みを導入しています。

こうした大手事業者が専用端末などのハードウェアを前提としたインフラ整備を進める一方で、Numoはスマートフォン単体で決済受け取りを可能とするオープンソース型の手法を提示しました。

店舗におけるビットコイン決済を巡っては導入手段の多様化が進んでおり、事業者が自らのニーズに合わせて選択できる環境が広がりを見せています。

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

Source:Numo公式X投稿 / Numo公式サイト
サムネイル:AIによる生成画像

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

2016年から仮想通貨に関するニュース記事の執筆を開始し、現在に至るまで様々なWeb3関連の記事を執筆。
これまでにビットコイン、イーサリアム、DeFi、NFTなど、数百本以上の記事を執筆し、国内外の仮想通貨ニュースの動向を追い続けている。

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