PayPal、仮想通貨決済機能「Pay with Crypto」を拡充|100種以上の銘柄対応で世界展開へ

PayPal、仮想通貨決済機能「Pay with Crypto」を拡充|100種以上の銘柄対応で世界展開へ(PayPal expands crypto payment feature “Pay with Crypto” to support over 100 tokens globally)
目次

PayPal、仮想通貨決済機能を店舗向けに提供へ

決済大手のPayPal(ペイパル)は2025年7月28日、店舗で仮想通貨決済が可能となる新機能「Pay with Crypto」を近日中に提供開始すると発表しました。

PayPalは、国際的なオンライン取引の分野で長年にわたり決済サービスを展開してきた大手企業であり、これまでに店舗や消費者向けの利便性の高い決済手段を提供してきました。

同社によれば、Pay with Cryptoを通じた決済では、仮想通貨がステーブルコインやドル・円などの法定通貨に自動的に換金される仕組みとなっており、店舗側との取引処理はリアルタイムで完了すると説明しています。

先週、クロスボーダー取引の壁を取り払う革新的なグローバルネットワーク「PayPal World」を立ち上げました。

そして今日、仮想通貨による決済機能「Pay with Crypto」を発表します。ユーザーは世界中どこでも仮想通貨でショッピングや送金ができるようになります。

手数料最大90%削減のキャンペーンも実施

同社は、Pay with Cryptoを約3兆ドル(約445兆9,348億円)規模の決済市場と、推定6億5,000万人の仮想通貨ユーザーを対象に展開する計画です。

また、2026年7月31日までのキャンペーン期間中は取引手数料が0.99%に設定されており、従来のクレジットカード決済と比べて最大90%のコスト削減が見込めるとしています。

国際決済の高い手数料にうんざりしていませんか?

私たちは「仮想通貨で支払う(Pay with Crypto)」という新しい決済手段を通じて、国際送金にかかるコストを最大90%削減し、より効率的で手軽な決済体験を提供します。

  • 国際取引手数料を最大90%カット
  • 100種類以上の仮想通貨と対応ウォレットでの決済
  • 資金を即時に受け取り可能

「Pay with Crypto」を導入することで、世界中に6億5,000万人以上いる仮想通貨ユーザーにリーチでき、数百種類の対応ウォレットや仮想通貨を用いた決済を実現します。

さらに、Pay with Cryptoによって得た収益をPayPalアカウント内で独自ステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」として保管することで、年間4%の利回りを得られる仕組みを提供しています。

100種類以上の仮想通貨と主要なウォレットに対応

同社の発表によると、Pay with Cryptoは、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)テザー(USDT)ソラナ(SOL)ビルドアンドビルド(BNB)など、100種類以上の仮想通貨での支払いに対応しているとのことです。

さらに、Coinbase(コインベース)MetaMask(メタマスク)、Phantom(ファントム)、OKXなどの主要ウォレットとの連携にも対応しており、幅広いユーザー環境で利用できる仕様であることが報告されています。

なお、同社はPay with Cryptoの提供を数週間以内に米国の一部店舗で開始する予定としています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=148.43 円)

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

Source:PayPal公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

  • URLをコピーしました!

Written by

仮想通貨やWeb3関連のニュースを執筆。正確で中立的な情報提供を心がけ、読者に信頼される記事を目指しています。

仮想通貨ニュース|新着

仮想通貨入門 - 基礎知識

市場分析・価格予想

目次