この記事の要点
- GoMiningがBTC決済プロトコル「GoBTC Pay」のSDKとAPIを一般公開
- 加盟店はBTCをレイヤー1で直接受け取れる決済導入が可能に
GoMining、BTC決済プロトコルを開放
GoMining(ゴーマイニング)は2026年6月19日、ビットコイン(BTC)の決済プロトコル「GoBTC Pay」の開発キット(SDK)とAPIを一般公開しました。
今回の公開によって加盟店やウォレット事業者はGoBTC Payとの接続が可能となり、利用者はビットコインを第三者へ預けることなく、自ら管理したまま支払いを完了できるようになりました。
GoBTC Payはビットコインのレイヤー1上で直接決済を完結させる仕組みを採用しており、利用者はBTCを手元に置いたまま日々の支払いに利用できます。
同社によると、最大10社の加盟店とパートナー企業が統合を進めており、数千社が導入待機リストに登録していることから、利用先は段階的に広がる見通しです。
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GoBTC Payの仕組みと手数料・精算
独自メモリプールで取引を優先処理
発表によれば、GoBTC PayではGoMiningがStratum V2(マイニング通信規格)上に構築したプライベートメモリプール(取引を一時的に保管する領域)が活用されています。
このメモリプールではGoBTC Payの取引が優先的に処理される仕組みが採用されており、GoMiningはオンチェーンでの最終精算までの時間を約12時間と見積もっています。
加盟店は最終精算を待たずに支払い確認を受け取れる一方で、取引がブロックへ記録される時点はGoMiningによる採掘のタイミングに合わせて決まります。
そのため最終的な決済処理は同社のマイニングプールを通じて行われており、取引の処理経路はGoMining自身の基盤へと集約される構造になっています。
加盟店手数料0.2%、マイナーらに還元
GoBTC Payでは加盟店手数料を取引額の0.2%に設定しており、これは一般的なカードネットワークの手数料を大きく下回る水準にとどまります。
同社によると、この手数料はGoMiningが自社の利益として抱え込むのではなく、ウォレット事業者と決済を処理するプール内のマイナーに均等に分配されるとしています。
BTCを預けずに決済、レイヤー1で完結
GoBTC Payは、ライトニングネットワークのようなセカンドレイヤーやラップトークンを介さず、ビットコインのブロックチェーン上で直接精算する点を特徴としています。
法定通貨への自動換金も行わないため、利用者はビットコインを保有したまま決済を実行でき、資産を第三者へ預けないノンカストディアル型の利用環境が維持されます。
GoMiningはGoBTC Payを仮想通貨カンファレンス「Consensus Miami」で紹介しており、今回のSDKとAPIの開放を通じて加盟店やウォレット事業者による導入を本格的に進めています。
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BTC決済の選択肢拡大、L1精算に課題も
ビットコイン決済をめぐっては、ライトニングネットワークの活用や法定通貨に連動するステーブルコインを介した決済など、複数の方式が並行して採用されてきました。
そのなかでGoBTC Payは、利用者がビットコインを手放さずに支払いへ利用できるレイヤー1直接精算という異なるアプローチを採用しています。
一方で、その処理経路がGoMining一社のマイニング基盤に集まる設計には、分散性を重んじるビットコインの考え方とどう両立させるかという論点が残ります。
加えて、最終的な精算まで平均でおよそ12時間を要する点も、その場での支払い確定が求められる小売の現場では、依然として実務上の課題となっています。
ビットコインは、値上がりを見込んだ保有や投資の対象として語られる場面が多く、日々の買い物の支払い手段として使う動きはこれまで限られてきました。
GoBTC Payは、ビットコインを保有資産としてだけでなく日常の決済手段としても活用する選択肢を広げる試みとして、今後の展開が進められています。
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Source:GoMining発表
サムネイル:AIによる生成画像



























